ボストン美術館 在住者が行き方や見どころを徹底紹介!

ボストン美術館(Museum of Fine Arts, Boston)はアメリカでもトップレベルの規模を持つ美術館です。1876年開館という歴史を持つ館内のコレクションは、エジプト美術からヨーロッパの装飾品、アメリカの現代アートなど多岐に渡ります。期間限定の展示などもあり、何度行っても飽きません。日本から家族や友人が遊びに来た時は、必ず案内するボストンの代表的な観光スポットの一つです。

ボストン美術館外観

ボストン美術館へのアクセスと詳細情報

行き方

駐車場(Huntington Lot, the Fenway Lot, the Museum Road Garage)もありますが、一時間あたり$12するので、公共交通機関を利用されることをお勧めします。地下鉄のグリーンラインのMuseum of Fine Arts駅からだと徒歩2分で、非常にアクセスしやすいです。また、オレンジラインのRuggles駅からも徒歩9分でアクセス可能です。その他、39番の市バスに乗って行くこともできます。

詳細情報

住所: 465 Huntington Avenue, Boston, Massachusetts
Tel:617-267-9300
E-mail: visitorexperience@mfa.org
開館時間: 火曜日が定休日。月水土日曜日が10:00-17:00、木金曜日は10:00-22:00開館。
公式サイト: https://www.mfa.org/

入館料

大人: $27
子ども(7歳~17歳): $10
6歳以下: 無料
また、Community CelebrationsやOpen Houseなど、年に何度か無料で入館できたり、$5以上、あなたの望む金額を払ってね、といった日などがあります。ハーバードやMIT、ボストンカレッジを始め、対象の大学の学生及び職員は学生証を提示することで無料で入館することができます。

大階段と円形広間(ロタンダ)

ボストン美術館の正面玄関(ハンティントン入口)を入ると、右手にチケット売り場、左手におみやげショップがあります。そこを通り過ぎると、とても美しい大階段が見えてきます。その上に描かれた美しい天井画は、サージェントの作品。

ボストン美術館の大階段
 
天井画は二階の廊下から、綺麗に見ることができます。

ボストン美術館の天井画(ロタンダ)

古代エジプト美術(1F)

ボストン美術館とハーバード大学共同発掘事業による出土品が展示されています。アメリカ国内では最も多くのエジプトコレクションを所蔵しているそうです。

ボストン美術館の古代エジプトコレクション

ミイラ

とても綺麗な状態でガラスケースに入れられて展示されています。

ボストン美術館のミイラ

木造の外棺は、死者への祈りの絵と文字で埋め尽くされています。

ボストン美術館のエジプトコレクションの棺

メンカウラー王の像

ボストン美術館のメンカウラー王の像

南北アメリカ美術(1F)

デラウェアへの渡河

トーマス・サリーによる歴史画で、1776年、トレントンの戦いにて白馬に乗ったジョージ・ワシントンとアメリカ独立戦争の軍隊が、奇襲をしかけるためにデラウェア河を渡る様子が描かれています。この大きな油絵は128室に展示されていて、ゆったりとしたこの空間ではソファに座って眺めることができるようになっています。

ボストン美術館のトーマスサリーのデラウェアへの渡河

ジョージ・ワシントン

デラウェアへの渡河と同じ部屋に展示されている、ジョージ・ワシントンの肖像画。ギルバート・スチュワートの作品です。

ボストン美術館のジョージワシントンの肖像画

ヨーロッパ絵画(2F)

全米でも屈指のヨーロッパ絵画のコレクションは必見です。誰もが知っているような印象派の代表作がボストン美術館には多く所蔵されています!

ボストン美術館のヨーロッパ絵画

モネのLa Japonaise

日本娘とも呼ばれる、モネの着物を着ている妻のカミーユを描いた作品は圧倒的存在感を放っていました。

ボストン美術館のモネのLa Japonaise

ルノワールのダンス(ブージヴァルのダンス)

ルノワールの代表作であり、ボストン美術館で最も愛されている作品の一つと言われています。作品の美しい女性のモデルは、ルノワールの愛人のシュザンヌ。
ルノワールは同じテーマであと二作品(田舎のダンスと都会のダンス)を描いていますが、これらはパリのオルセー美術館に所蔵されていて、ボストン美術館で見られるのはこのブージヴァルのダンスのみです。

ボストン美術館のルノワールのブージヴァルのダンス

モネの睡蓮

ボストン美術館のモネの睡蓮

モネの積み藁(日没)

ボストン美術館のモネの積み藁(日没)

ゴッホ

ゴッホの郵便配達夫やララバイなども展示されています。ゴッホは生涯に渡り、あまり人付き合いをそなかったそうですが、そんな彼が信頼を寄せ描いた友人の肖像画を見られるのはとても貴重な経験です。

ボストン美術館のゴッホの絵画

ゴーギャン

フランスでゴッホと共同生活をしていたこともあるゴーギャンの「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」という力強い作品も展示されています。

ボストン美術館のゴーギャンの「われわれはどこから来たのか、われわれは何者か、われわれはどこへ行くのか」

ミレー

ゴッホが作品に強い影響を受けたというミレーの作品も展示されています。寂しく陰鬱な雰囲気の中に人々の力強さを感じます。
「種をまく人」
ボストン美術館のミレーの種をまく人
 
「じゃがいもを植える人」
ボストン美術館のミレーのじゃがいもを植える人

アメリカ絵画(2F)

エドワード・ダーリー・ボイトの娘たち

サージェントによる作品。絵画の両サイドに置かれている壺は有田焼で、よく見ると絵にも描かれています。

ボストン美術館のサージェントの絵画、エドワード・ダーリー・ボイトの娘たち

フィスク・ウォーレン夫人と娘

こちらもサージェントによる作品です。上流階級の人々の肖像画で有名なサージェントらしい、美しい母娘の優雅な作品です。

ボストン美術館のサージェントの絵画、フィスク・ウォーレン夫人と娘

カタロニアチャペル(2F)

1200年ごろにスペインのカタロニア地方にある教会の壁に描かれてたフレスコ画が、状態良くほぼそのままの形で展示されています。フレスコ画の描かれた壁の表面のみを剥がし、教会から運び出すことは非常に難しく、4年もの歳月がかかったとのことです。中央に座るキリストと、12使徒が描かれています。

ボストン美術館のカタロニアチャペル

日本美術

岡倉天心が在職していた時代もあり、ボストン美術館は日本との親交が深いそうで、日本の浮世絵や刀、工芸品、大仏などの日本美術が多数所蔵されています。日本の美術館への貸し出しで、「国宝級傑作が里帰り」として話題になったこともあるほどです。

ボストン美術館の大仏

ボストン美術館の大仏
 
高い修復能力で知られる美術館だけあり、修復作業が行われている様子がうかがい知れます。
ボストン美術館の日本美術の修復の様子

アメリカの現代アート(3F)

三階はそれほど広いスペースは使われていませんが、アメリカの現代アートを見ることができます。
ボストン美術館の現代アート

ボストン美術館の現代アート絵画

ボストン美術館の現代アート

南北アメリカ美術(LG)

ラテンアメリカ地域で繁栄したメソアメリカ文明やアンデス文明の作品が展示されています。
アンデスの黄金文化を象徴する装飾品。
ボストン美術館のアンデスの黄金文化を象徴する装飾品
 
メキシコで栄えたオルメカ文明の仮面と装飾品。
ボストン美術館の、オルメカ文明の仮面と装飾品。
 
木造船のコレクション。
ボストン美術館の木造船のコレクション
 
マヤ文明の棺。
ボストン美術館のマヤ文明の棺
 
ネイティブアメリカンの工芸品。
ボストン美術館のネイティブアメリカンの工芸品

ボストン美術館番外編!? 日本庭園(天心園)

美術館を出てすぐのところに、天心園と呼ばれる日本庭園があります。冬季及び雨の日は閉まっていますが、基本的に美術館の開館時間は開いていて、特にチケットの確認などもなく見学することができます。秋口に訪れると紅葉が見られます。

ボストン美術館の日本庭園(天心園)入り口

ボストン美術館の日本庭園(天心園)

ボストン美術館はオススメの観光スポット

全米屈指のコレクションを誇るボストン美術館では、ヨーロッパやアメリカの美術品だけではなく、アジア、特に日本の作品まで楽しむことができます。高い修復能力を持つ美術館なので、作品が綺麗な状態で展示されている様は必見です!