日本の自宅(持ち家)の管理
日本の自宅が持ち家の場合、選択肢は主に「売却」「人に貸す」「空けておく」の三つになります。
① 自宅を売却する場合
税金や住宅の管理など、赴任後の手間が一切なくなります。ただ、赴任の辞令が出てから渡航までの限られた時間内で、希望する売値で購入してくれる買い手を探し、売却の手続きを完了させることは容易ではありません。まずは、相場感を掴むためにも無料査定をオススメします。
② 自宅を人に貸す場合
転勤者の留守宅を一定期間賃貸する業務、リロケーションサービスを利用することで、海外赴任時のみの期限付きで自宅を賃貸に出すことが可能になります。入居者の募集や契約時のサポートはもちろん、修繕の手配、入居者の対応、退去手続きまで一貫してサポートしてくれるので、海外にいても安心です。また日本での賃貸収入に伴う確定申告の代行サービスなどもあります。
③ 自宅を空けておく場合
一時帰国の際にも本帰国の際にもすぐに住むことが出来るので、自宅を空け、留守状態にするという選択肢を取る方も少なくありません。しかし、住宅のメンテナンスは想像以上に手間がかかります。住宅内に風を通したり、水道水を通したり、家電製品を動かしたり、郵便物(チラシなどが溜まっている状況は防犯のためによくないため)を管理したりと、これらの作業のため、どなたかが定期的に住居に通う必要があります。
近所に親戚などが住んでいて、依頼出来る状況であれば良いのですが、留守宅管理を専門に行っている業者に定期的な管理を依頼するのも選択肢の一つです。掃除はもちろん、プランによっては庭の手入れなども行ってくれるため、一時帰国の際にも出発時と変わらない状態で自宅を使用することが出来ます。
日本の車の管理及び処分
日本で車を所有している場合、選択肢は主に「売却」「保管」「譲渡」の三つになります。
① 車を売却する場合
自動車は、エンジンをかけるだけではなく、定期的に走らせる必要があるので、海外赴任が決まると多くの方がこの「売却する」という選択肢をとります。海外赴任者を専門に扱う業者も存在し、渡航の際、空港での車の引き渡しなどにも対応して貰えます。そのため、海外赴任前の準備で忙しい時期にも、直前までマイカーを使用することが可能です。また、業者によってはローンの事前清算や自動車税返金、名義変更手続きなどのサポートも請け負ってくれます。マイカーの買取価格査定は無料なので、まずはどのくらいの価値になるのか査定依頼をかけてみましょう。
② 帰国時まで車を保管しておく場合
エンジンをかけたり、走行させたり、オイル交換をしたり、点検やメンテナンスを行う必要がありますが、一時帰国中にもマイカーを使用出来るというメリットがあります。赴任中は、親戚や知り合いに預ける方法もありますが、専門の業者に管理を一括して依頼するとより安心です。ただ、基本的に自動車の価値は経年と共に下がるので、よっぽどの事情がない限りは売却することが賢明と言えるでしょう。
③ 車を知り合いに譲渡する場合
親戚や知り合いに譲渡する場合、印鑑証明書、車検証、車庫証明書などの書類を揃え、運輸支局において車の名義変更手続きをする必要があります。渡航までに一連の手続きが終わるよう、業者から名義変更代行サービスを受けることも可能です。