[アテネ]アクロポリス遺跡のパルテノン神殿

アクロポリス遺跡のパルテノン神殿を見に、アテネへ旅行して来ました。フランクフルトからアテネへは直行便があり、3時間弱で行けます。日本と比べると、ヨーロッパでの生活は不便も多いですが、気軽に海外旅行に行けるという点は特権ですね。
到着翌日は、朝からさっそく、お目当てのアクロポリス遺跡へ。

アクロポリス遺跡のパルテノン神殿

 

新アクロポリス博物館

でも、その前に麓の「新アクロポリス博物館」で予習です。長居するつもりはなかったのですが、あまりにも楽しくて気付けば、四時間近くも博物館内で過ごしていました。
アクロポリスをイメージして作られた三階建ての建物には様々な芸術品が展示されています。ガラス張りの床から、遺跡の発掘現場も見られる造りになっていました。本物の遺跡を目の前にしながら、展示物を見られるのは、大英博物館などでの鑑賞と比べ、印象も理解も変わってきます。現物のパルテノン神殿の東側を見ながら、館内の石像やプレートのオリジナルを楽しめました。アテネまで来て良かった!と心から思いました!

パルテノン神殿の麓にある新アクロポリス博物館

 

ランチも博物館内のカフェで、パルテノン神殿を眺めながら。しかも、すっっっごく美味しい!タイのグリルとキャベツのサラダをオーダーしたのですが、本当にギリシャは、食事で外れなし!どこで食べても美味しいです。

新アクロポリス博物館内のカフェでランチ

 

いざアクロポリス遺跡へ

博物館でしっかり予習した後は、いよいよアクロポリスの丘に登ります。目の前に聳えていたのに、入り口まではまぁまぁ遠い(笑)
ブーレの門を抜けると、「アテナ・ニケ神殿」が右手に見えます。補修した場所が解りやすい!

アテナ・ニケ神殿

 

東端奥には展望台があり、アテネ市街を一望することが出来ます。真ん中に見えているのは「オリンピア・ゼウス神殿」。

アテネ市街に聳えるオリンピア・ゼウス神殿

いよいよパルテノン神殿へ

いよいよパルテノン神殿とご対面!
15年の年月をかけて造られた神殿の周囲を計46本の柱が囲んでいます。この柱は垂直に立っているように見えますが、実は屋根の重さに耐えるために傾いています。

アクロポリス遺跡のパルテノン神殿

アクロポリス遺跡のパルテノン神殿

アクロポリス遺跡のパルテノン神殿

 

神殿正面の東側ペディメントのテーマは「アテナの誕生」。なんだか、感慨深いものがあります。
神殿の裏にあたる西側の破風(はふ)のペディメントは、「アテナとポセイドンの戦い」ですが、まだまだ修復真っ最中でした。

パルテノン神殿、アテナとポセイドンの戦い

 

周囲には、まるでどこかの工事現場のようにパーツがごろごろ転がっています。
発掘した本物なのか、修復用のレプリカなのか(笑)

パルテノン神殿付近に転がるパーツ
 

カリアティードと呼ばれる6人の少女の柱像

エレクティオン神殿のカリアティードと呼ばれる6人の少女の柱像もしっかり確認しました。しかし、これは複製されたもので、本物のうち5体は新アクロポリス博物館に、1体は大英博物館に貯蔵されているそうです。

エレクティオン神殿のカリアティード

 

ディオニソス劇場

帰り道に、ギリシャ最古の劇場である、ディオニソス劇場にも寄りました。酒と演劇の神、ディオニソスの聖域に造られているため、その名がついたそうです。1万5000人の観客を収容できた劇場跡には、最前列の背もたれ付きの貴賓席も残っていました。

ギリシャ最古の劇場、ディオニソス劇場

 

朝からアクティブに動き回り、アクロポリス遺跡を存分に堪能できた大満足の一日でした!

アテネには、古代ギリシャの面影が色濃く残っているので、実際に目で見て、直接歴史を感じることができ、大変感慨深い旅となりました。アクロポリス遺跡の素晴らしさは上述の通りですが、その他にもどこでご飯を食べても美味しいという素晴らしいポイントもアテネにはありますので、旅先としてオススメです。