緩やかな丘に囲まれ、アディジェ川がゆったり流れるヴェローナは、世界遺産にも登録されています。「ロミオとジュリエット」の舞台にもなったと言われるヴェローナの町並みは、まるで中世そのもの。
そんな美しいヴェローナの町を一望するのに、オススメなのが、ヴェローナで最も高い建物であるランベルティの塔です。
ランベルティの塔(Torre dei Lamberti)とは
12世紀、当時の権力者であったランベルティ家により建てられた、ヴェローナ1高い建物です。
現在は、84mの高さがありますが、建設当初は37mで、15世紀に今の高さに修復されました。
大きな時計は18世紀に設置されたもので、今も時を刻んでいます。
ランベルティの塔の基本情報
入場料
ランベルティの塔とアキッレ・フォルティ現代美術館の共通券で1人8ユーロです。
ただし、月曜日は現代美術館の休館日となっているので、ランベルティの塔のみのチケットが1人5ユーロで販売されます。
ランベルティの塔とアキッレ・フォルティ現代美術館はどちらも、ヴェローナカードという観光パスの対象施設となっているので、お持ちの方は無料で入場することが出来ます。
ランベルティの塔を上るには階段かエレベーターか
ランベルティの塔に上る際、入場料とは別途、入り口で1ユーロを支払うと、途中までエレベーターで上ることが出来ます。(こちらの料金はヴェローナカードには含まれていません。)
今回、エレベーターは使わずに、階段で上りましたが、良い運動になりました!
階段は閉ざされた感じではなく、ところどころこのように窓があり外の景色が見られるようになっているので、楽しみながら上ることが出来ました。
開館時間
11:00~19:00
場所
エルベ広場やシニョーリ広場など、観光スポットの集まるエリアにあります。
入り口はシニョーリ広場側のギフトショップです。
ランベルティの塔からの眺め
ヴェローナ1高い建物ということだけあり、ランベルティの塔から一望できるレンガ色の美しい町並みと緑豊かな自然は思わず息を呑むほど。
緩やかな丘に囲まれた町並みを眺めていると、心が満たされ、とても穏やかな気持ちになりました。
アキッレ・フォルティ現代美術館(Galleria d’Arte Moderna Achille Forti)とは
15世紀に造られた階段から二階へ上がった場所が入り口です。
裁判所や市庁舎、公証人役場などとして、ヴェローナで重要な役割を果たしてきたラジョーネ宮を構成する建物の中は、リノベーションされていて意外にも近代的でした。
美術館内には、主に19世紀頃の絵画や彫刻が展示されています。
特に当時のヴェローナの町の様子や人々の生活を描いた作品はとても興味深いものでした。
アキッレ・フォルティ現代美術館内で、ぜひ訪れて頂きたいのが、美術館の奥にある、公証人の礼拝堂です。
あまり知名度もなく、観光客もほとんどいなかったのですが、15世紀のフレスコ画は大変美しく、これから人気が出てきそうです。
ランベルティの塔からヴェローナの町をぜひ眺めて!
ランベルティの塔は、ヴェローナで最も高い建物のため、ヴェローナ観光中は目印に町を散策していました。
地上から常に見えているので、上らずとも満足した気になってしまいますが、やはりランベルティの塔の上から見たヴェローナの町の美しさは格別です。
視界を遮るものがなく、かなり遠方まで見えます。
ヴェローナを訪れた際は、ぜひランベルティの塔に上ってみて下さい!
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