イグアスの滝は、アルゼンチンとブラジルにまたがる、世界最大の滝です。これら二国の他にも、パラグアイからも行くことができます。交通手段は、徒歩や船、ヘリコプターなどがあります。
今日はイグアスの滝へのアクセス方法やそれぞれのサイドからの見え方などを詳しくご紹介します。
イグアスの滝への行き方
アルゼンチンからのアクセス
イグアスの滝国際空港(Aeropuerto Internacional Cataratas del Iguazu)からバスやタクシーで20~30分で行くことができます。
イグアスの滝はプエルト・イグアスという町にあり、そこへのバスがアルゼンチン国内の主要都市からたくさん出ているのでそれに乗って行くこともできます。
プエルト・イグアスからイグアスの滝へは、バスやタクシーを利用して20~30分です。
ブラジルからのアクセス
フォス・ド・イグアス国際空港(Aeroporto Internacional de Foz do Iguacu)からバスやタクシーで約30分で行くことができます。
パラグアイからのアクセス
パラグアイから直接イグアスの滝へ行くことができるわけではないのですが、シウダー・デル・エステ(Ciudad del Este)という町が、ブラジルのフォス・ド・イグアスと橋で繋がっているため、イグアスの滝へはパラグアイからもアクセスが可能です。
アルゼンチンから見たイグアスの滝
アルゼンチン側からは、「悪魔の喉笛」を始めとする大小さまざまの滝を見ることができます。
国立公園の入り口から無料のトロッコ列車に乗り、各トレッキング開始地点まで行きます。
「悪魔の喉笛」へは、Estación Garganta del Diablo駅から15分ほど橋の上を歩いて行きます。
ゴォーという滝の音が響き渡り、本当に悪魔の喉笛を連想させるほどダイナミックです。
悪魔の喉笛が間近で見られるよう橋がかかっています。
近づくと更に凄まじい音。
それもそのはず。最大で、毎分36億リットルの水が流れ落ちているそうです。
ブラジルから見たイグアスの滝
徒歩
ブラジル側の国立公園には、イグアス川沿いに遊歩道があり、ところどころにある展望台から大小さまざまな滝を眺めることができます。
また、国立公園内では野生動物も見ることができます。
滝の全景が見られるのも、ブラジル側の特徴です。
水煙に包まれた様子は幻想的でさえあります。
ボート
そして、マクコサファリ(Macuco Safari)にも参加してきました。
これは、ジープで国立公園内を走るツアーと、ボートでイグアスの滝のすぐ傍まで行き(しかもすごいスピードで!)、水しぶきを存分に浴びるというとてもスリリングなツアーが組み合わされたものです。
まず、ジープに乗ってジャングルの中を進んでいきます。
ガイドさんの説明(英語)を聞きながら、野生の動植物を観察しました。
ボート乗り場に付くと、ライフジャケットが全員に配られ、全員それを装着して出発です!
猛スピードで急カーブを曲がったり、とてもスリリング!もちろん全身びしょぬれですが、そんなこと気にならないくらい楽しいです!!
リピーターだという乗客は、水泳用のゴーグルを付けていました。さすがのアイデアです。
これから行かれる方はゴーグルを持って行くのがオススメです。特にコンタクトの方!
カメラをしまうよう指示があり、ボートはいよいよ滝壺の中へ。
各ボートがしっかり時間を取れるよう順番に入っていきます。
カメラは出せなかったので、写真はありませんが、全身びしょ濡れになりながら、全員大声を上げて楽しみました。
大人になってからこんなにはしゃいだのは、いつぶりだろうというレベルです。
ボートが想像以上にスリリングなため、少々危険を感じるシーンもあり、小さいお子さんやお年寄りの方にはオススメできませんが、このツアーは楽しい!の一言に尽きます!
また、イグアスの滝を訪れることがあったら必ず、このマクコサファリ(Macuco Safari)のボートに乗りたいです。
ヘリコプター
ヘリコプターに乗り、ヘリクルーズにも参加してきました。
ヘリスール(Helisul)という、現地で50年もヘリコプターツアーをしている会社です。
ヘリは意外と安定していて、乗り心地も良かったです。
広い窓からは、イグアス川、そしてその周辺に広がる壮大な森が見えてきました。
そして、そのイグアス川が悪魔の喉笛へ吸い込まれていく様子に圧倒されました。
水煙が上がり、ゴォーっと大きな音が鳴り響きます。
約15分ほどの短いツアーですが、とても良い旅の思い出となりました。やはり、イグアスの滝観光に、ヘリコプターに乗っての空からのアプローチは欠かせません!
三国国境展望台(Hito Tres Fronteras)
イグアスの滝には、三国国境展望台があり、そこでは、川を挟んでブラジル・アルゼンチン・パラグアイの国境が交わっています。
これは、アルゼンチン側から撮った写真で、右岸がブラジル、左岸がパラグアイです。
アルゼンチン側なので、国旗カラーのモニュメントがあります。
遠目ですが、ブラジル側にはブラジルの国旗カラーのモニュメントが見えました。
アルゼンチン ブラジル両側からイグアスの滝を観光して
今回、中南米旅行のうちの2日間を割いて、イグアスの滝を観光してきました。
同じ滝でも、アルゼンチン側とブラジル側からの景色は異なり、また徒歩やヘリ、ボートでのアプローチなど楽しみ方も様々です。