ボマルツォ、チヴィタ、オルヴィエートという、イタリアの田舎町をご存知ですか?これらの町はローマ郊外とはいえ、なかなかレンタカーを借りて自分で回ることは難しい場所なので、ツアーに参加することが条件になってくるかと思います。
私は、現地ツアーでミニバスに乗って行って来ました。
ガイドブックなどにも取り上げられることは少なく、日本人があまり行かないような場所なので、イタリアにはこのように美しい田舎町があることをこの記事で知ってもらえたら嬉しいです。
ボマルツォ(Bomarzo)
ボマルツォは、中部イタリアのラツィオ州ヴィテルボにある人口約1800人の小さな町です。
ローマからミニバスに乗って約70分です。
この町には、「怪物公園(Parco dei Mostri)」と呼ばれる、「聖なる森(Bosco Sacro)」という名の公園があります。
もちろん今回ボマルツォに来た目的は、この奇妙で不思議な公園です。
ボマルツォの怪物公園
怪物公園は、1552年にオルシーニ家の自宅庭園として、ルネッサンスを代表する建築家ピッロ・リゴーリオ(Pirro Ligorio)によって造園されました。
入場料は10€(4歳から13歳は8€)です。
公園内には、35個の奇怪なオブジェが配置されていることで有名です。
怪物公園からは、ボマルツォの町と、そこにある、怪物公園を建てたオルシーニ家のお城も見えます。
季節柄、紅葉がとても奇麗でした。
チヴィタ・ディ・バーニョレージョ(Civita di Bagnoregio)
ボマルツォの怪物公園で不思議なオブジェを堪能した後は、そこからまたミニバスに乗って、天空の町、チヴィタ・ディ・バニョレージョへ!
チヴィタは、ジブリの「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われています。
ボマルツォからの所要時間は約50分です。
チヴィタは2500年以上前にエトルリア人によって築かれた都市ですが、震災などによる、台地辺縁部の崩落などが危ぶまれ、現在ではわずか15人ほどしか住民はいないそうです。そのため、「死にゆく町」「滅びゆく町」(il paese che muore)とも呼ばれています。
車で入れるのはここまで!ここからは徒歩で300メートルもある細い橋を渡っていく以外に辿り着くことのできない、陸の孤島です。
細い橋を渡り、辿り着いたチヴィタの町には、外から見た時の険しいイメージとはガラっと異なり、とても明るくて可愛い中世の街並みが広がっていました。
オルヴィエート (Orvieto)
チヴィタから約30分ミニバスに乗り、次はオルヴィエートへ到着です。今回のイタリア田舎町3つを巡るツアーの最終観光地点です。
丘の上に作られた要塞都市であるオルヴィエートは、「世界一美しい丘上都市」とも呼ばれています。
オルヴィエートのドゥオーモは、ロマネスク・ゴシック建築の最高峰の大聖堂だそうです。
太陽の光にキラキラ反射する金色や、鮮やかなモザイクがとても美しかったです。
町にはたくさんの可愛らしいお土産物屋さんがありました。カラフルで柔らかい色のものが多く、オルヴィエートの町の雰囲気にピッタリでした。
ランチのためにふらっと入ったレストランは、雰囲気も味も抜群でした!
チヴィタ、ボマルツォ、オルヴィエートを巡ってみて
ガイドブックにも載っていないようなこれらの3つの町を巡ってみて、普段イメージするイタリアとはまた別のイタリアの一面を知ることが出来ました。
ローマから色々なツアーが出ていますので、ローマを旅行される際は、ぜひ参加を検討してみて下さい。
ヴェネツィア離島巡り、ムラーノ島ブラーノ島 | Tabily
ヨーロッパ各都市からのアクセス抜群!!水の都ヴェネツィアへ | Tabily
[フィレンツェ]ウフィツィ美術館の必見名画6点 | Tabily