[ヴェローナ]ジュリエットの墓とフレスコ画博物館

前回、「ジュリエットの家」をご紹介しましたが、ヴェローナにはまだまだシェークスピアの名作「ロミオとジュリエット」を感じることの出来る観光スポットがあります。

その中でも、「ジュリエットの家」に継ぐ人気の「ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)」。

[ヴェローナ]ジュリエットと手紙交換!?ジュリエットの家

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)

 

お墓というと、一般的には悲しいイメージを持たれるかもしれませんが、ここジュリエットの墓は、結婚式などのパーティー会場としても使用されており、ロマンチックな愛の名所として親しまれています。

そもそも、これを言ってしまうと元も子もないですが、シェークスピアは生涯一度もヴェローナを訪れたことはなく、「ロミオとジュリエット」の話の信憑性も、モデルになったカップルが実在したかも不明だと言われているので、あまり不謹慎などと考えることなく、観光スポットとして気軽に楽しむことが出来ます。(お墓ではなく、ただの石の箱だという説まで。。。)

町の中心からは少し離れていますが、ジュリエットの墓にはフレスコ画博物館が併設されていて、そちらも見所たくさんなので、行く価値は大いにアリだと思います!

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)の基本情報

入場料

フレスコ画博物館と共通で、1人4.5ユーロです。

ジュリエットの墓は、ヴェローナカードという観光パスの対象施設となっているので、お持ちの方は無料で入場することが出来ます。

ヴェローナ観光するなら絶対買うべきヴェローナカード徹底解説

開館時間

月曜日: 13:30~19:30
それ以外の曜日: 8:30~19:30

場所

ジュリエットの墓は、ヴェローナの観光スポットが集まる中心エリアからは少し離れた、町の南側、かつてのカプチン派の修道院の中にあります。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)の入り口

 

駅の方向にあるので、私はヴェローナでの観光の最後に行きました。

そのままトレニタリアの特急に乗ってヴェネツィアへ戻ることが出来たので、日帰りでヴェローナに来られている方にはオススメです。

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ジュリエットの墓

井戸のある中庭に面した地下埋葬所に、ジュリエットの墓はあります。

ジュリエットの墓の入っているカプチン派修道院の中庭

 

こちらのサインが目印です。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)のサイン

 

階段を下りていくと、石造りの狭い空間があります。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)へ続く階段

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)の置かれている地下埋葬所の石造りの空間

 

こちら、赤大理石の石棺がジュリエットの墓だと言われています。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)

 

蓋はなく、もちろん中も空ですが、若く美しいジュリエットと悲しい恋物語に思いを馳せ、「ロミオとジュリエット」の世界に浸りました。

 

ジュリエットの墓の前にはこのようなスペースがあり、結婚式などに使用されるそうです。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)の前のスペース

フレスコ画博物館(Museo degli Affreschi)

ジュリエットとは、関係ありませんが、同じ施設内にフレスコ画博物館が入っています。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)に併設されているフレスコ画博物館

 

ヴェローナ出身の作家で芸術評論家であったジョヴァンニ・バティスタ・カヴァルカゼッレ(Giovanni Battista Cavalcaselle)のギャラリーになっていて、10世紀から18世紀にかけてのヴェローナのフレスコ画が展示されています。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)に併設されているフレスコ画博物館のフレスコ画

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)に併設されているフレスコ画博物館のフレスコ画

 

建物の壁に直接描かれたフレスコ画は、建物の壁ごと切り出し、展示されています。

フレスコ画の保存状態の良さと、美しさにうっとりしました。

ジュリエットの墓(Tomba di Giulietta)に併設されているフレスコ画博物館のフレスコ画

ジュリエットの墓はヴェローナ観光の締めくくりにオススメ

ヴェローナ観光最後に立ち寄ったジュリエットの墓ですが、こちらでもしっかり「ロミオとジュリエット」の世界を感じることが出来ました。

この美しい恋物語の信憑性はともかく、ロミオとジュリエットの世界観をヴェローナの町全体が表現していて、ヴェローナで過ごした時間はまるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのようでした。

 

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