トレニタリア特急列車の乗り方や車内をレポート!快適な旅

せっかくイタリアを旅行するなら、色々な都市を周りたいという方は多いと思います。私はヴェネツィア滞在中に日帰りでヴェローナへ行ってきました。移動には、トレニタリア(旧イタリア国鉄、Trenitalia)を利用しましたが、とても快適な旅となりました。

Frecciarossa(フレッチャロッサ)と呼ばれる特急列車に乗ると、ヴェネツィアからヴェローナへは1時間ほどで到着しました。

トレニタリア(Trenitalia)のFrecciarossa(フレッチャロッサ)と呼ばれる特急列車

トレニタリアの列車は、よくヨーロッパで聞くような、時間通りに運行されないという遅延トラブルも少なく、山岳部の多いイタリアでの国内移動には欠かせない交通手段となっています。

今回は、そんなトレニタリアの特急列車の乗り方について、ご紹介します。

ヴェローナは、ちょうどヴェネツィアとミラノの中間地点のような場所にあり、ミラノからもヴェネツィアと同様、約1時間で行くことができます。

同じ路線で、[ヴェネツィア]―[ヴェローナ]―[ミラノ]が結ばれているため、ミラノからヴェローナへ行かれる方や、ヴェネツィア、ミラノ間を移動する方にも参考にして頂けると思います。

トレニタリア(Trenitalia)のチケットの買い方と予約

トレニタリアのチケットは駅の窓口で買う方法やネットで購入する方法もありますが、最もオススメなのは、駅に何台も置かれている自動券売機での購入です。

トレニタリアの自動券売機

 

自動券売機は、日本語には未対応なものの、イタリア語の他、英語やドイツ語、中国語などにも対応しており、クレジットカードも使えます。
(窓口の係員は英語を話せないことも多いため、窓口で購入する際は、目的地の駅や時間などの情報をあらかじめ書いた紙を持って行くことをおすすめします。)

乗車当日に自動券売機でチケットを購入した2つの理由

私は、あえて事前予約はせず、乗車当日に駅の自動販売機でチケットを購入することにしました。

それには2つの理由があります。

1つ目は、ヴェローナへは絶対に天気の良い日に行きたかったということ。

今回ヴェネツィアでの滞在期間に余裕があったため、この日かこの日にヴェローナへ行こう、と候補日が2日ありました。

そのため、当日晴天であることを確認してから、出発を決めました。

結果、こんなに天気の良い日にヴェローナへ行くことができました!!

ヴェネツィアからトレニタリア(Trenitalia)の列車に乗り、日帰りで訪れたヴェローナ

 

2つ目の理由はトレニタリアの列車は割と正確な時間に運行されるとはいえ、やはりイタリア。

稀にストライキなどの事情で遅延することがあるようで、それも懸念点でした。

ただし、ストライキ予定は事前に発表されるため、旅行前にこまめに下記トレニタリアの公式サイトをチェックすることでこちらの懸念点はクリアできるようです。

https://www.trenitalia.com/tcom-en

 

当日に駅の自動券売機からチケットを購入しましたが、本数も多いためか、ハイシーズンにもかかわらず、指定席には結構空きがありました。

個人的には、よっぽどの大人数でもない限り、事前予約する必要はないのではないかと思います。

ただし、絶対この日にしか行けない、特定の時間の列車に乗りたい、事前割引でお得にチケットを購入したい、という方は、トレニタリアの公式サイトから事前予約をするのが良いと思います。(オンライン予約は、発車日の4ヶ月前から発車10分前までできます。)

特急券(チケット)の読み方

これが発券された特急券(Frecciarossa)のチケットです。

トレニタリア(Trenitalia)の特急券のチケット

 

トレニタリアの自動券売機は英語対応していたのですが、発券されたチケットはイタリア語表記でした。

イタリア語が分からないと、必要事項の確認も難しいので、下記に簡単に日本語訳をまとめてみました。

トレニタリア(Trenitalia)の特急券のチケットの日本語訳

特急列車の乗り方

駅の電子掲示板で、乗車予定の列車がどこのホームに入るか確認します。

時間になると列車がホームに入ってくるので、チケットに記載された座席号車の入り口から乗り込みます。

この際、列車のドアは開きっぱなしや自動開閉になっている訳ではないので、乗り込む際、扉付近にあるボタンを押して開けて下さい。
(ヨーロッパの特急列車はこのシステムが多いのですが、知らずにドアの前で立ち尽くしている日本人観光客を何度か見かけたことがありますのでご注意を!)

トレニタリア(Trenitalia)の特急列車(Frecciarossa)

 

トレニタリアの特急列車は全席指定席なので、チケットを改札などにかざす必要はありません。

チケット購入後はそのまま予約の列車に乗り込む、というシンプルな手順で乗車できます。

特急列車(Frecciarossa)内の様子

1等車と2等車がありましたが、今回は移動時間が1時間程度と短かったため、2等車を選択しました。

こちらが車内の様子です。

すべて指定席で、とても奇麗でした。

トレニタリア(Trenitalia)の特急列車(Frecciarossa)内部の様子

トレニタリア(Trenitalia)の特急列車(Frecciarossa)の内部の様子

 

危険な目に遭ったり、怖い思いをしたりすることは全くありませんでした。

車掌さんも何度か往復されており、安心して乗っていることが出来ました。

 

因みに、1等席だと、駅のフレッチェクラブラウンジ(Frecciarossa Lounge)が利用できたり、車内でウェルカムドリンクが貰えたりします。

シートのレベルも高くなるので、移動距離の長い方は1等席にしてみるのも良いかもしれません。

ネットで事前予約をすると、シーズンにもよりますが、2等席の料金で1等席を予約出来ることもあります。

イタリア国内移動にはトレニタリア(Trenitalia)の特急列車は快適

イタリアで列車に乗るというのは、治安面などでかなり不安もありましたが、全席指定席の特急列車での移動は本当に快適でした。

ヴェネツィアからミラノへの移動もスーツケースを持ち込み、ラクラク移動できそうです。

イタリアは都市によってそれぞれ雰囲気が異なるので、ぜひ皆さんもトレニタリアでイタリア国内を旅してみて下さい。

ヴェローナの駅でトレニタリア(Trenitalia)の列車が入る線路

 
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