今回は、留学していた際に経験した、アメリカの高校生活の驚き事情についてご紹介したいと思います。日本の高校生活と比べながら項目ごとに書いていきます。
車通学が一般的
日本の高校生は、一般的に徒歩、自転車、バス、電車通学をすることが多いと思いますが、アメリカでは16歳から運転免許が取得できるため、高校生のほとんどは車通学をします。
16歳の誕生日プレゼントとして、家族から車を贈られている友達も多かったように思います。
特に私の留学していたエリアは、公共の交通機関が一切ない田舎の方の地域だったので、車がないと生活できないため、車は必需品でした。
学校生徒のほぼ全員が、16歳になるとすぐ車を運転し始めるので、見た目が幼い生徒の場合などは本当に子供が運転しているような不思議な光景を毎日目にしていました。
学校のグラウンド横に広大な駐車場が広がっていた点も日本とは大きく異なる点だと思います。
生徒が先生の教室を授業時間ごとに移動する
日本のように自分たちの教室というものがアメリカの高校にはありません。
先生がそれぞれの教室を持っていて、生徒がその教室を授業ごとにぐるぐる回るシステムです。
そのため、授業間の10分休憩は、全生徒がロッカーで教科書を出し入れしたり、移動したりするので、廊下は大変混み合います。
また、アメリカ史や国語など必修科目はありますが、基本的にアメリカでは高校でも授業は選択制のため、日本のような〇年〇組というクラスメイトの概念はありません。
部活は掛け持ちが基本
運動部はシーズン制なので、2つ以上の部活を掛け持ちしている生徒が多かったです。
私の学校でも、もちろんアメフト部が男子生徒には最も人気だったのですが、夏から秋にかけてのシーズンのみなので、冬から春の間は野球部に参加している生徒がほとんどでした。
日本より自由度はだいぶ高く見えるアメリカの部活ですが、生徒数の多い学校ではトライアウトと呼ばれる入部テストが行われるところも少なくありません。
そのトライアウトの結果により、参加したくても出来ない場合もあるようです。
ただ、1軍、2軍などに分かれることで希望者全員が所属可能な学校もあり、そのあたりは各学校の方針によります。
よくアメリカのドラマや映画で見るように、アメフトチームの男の子とチアリーダーの女の子のカップルは私の学校にもたくさんいました。
映画とは違うのは、意地悪だったりスクールカーストの頂点で威張っているというよりは、優等生集団であった点です。
私の学校では成績や素行が悪ければ退部させられる決まりだったことが影響しているかもしれません。
夏休みが3ヶ月もある、しかも宿題はなし
アメリカの高校の夏休みは約3ヶ月あります。私の通っていた高校では6月から夏休みに入り、新学期は8月末スタートでした。
その間宿題は一切出ませんが、多くの生徒がスポーツ合宿や、音楽合宿などのアクティビティーに参加していました。
友達同士で、ロードトリップに出かけている人もいました。勉強以外の様々な経験をする大切な時期で、その過ごし方は十人十色です。
また、バイトをして大学の学費を稼いでいる生徒も非常に多かったのも印象的です。
以上、アメリカの高校生活において私が驚いた環境についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?
また機会があれば、他にもアメリカ生活で驚いたことはたくさんあるので、ご紹介出来たらなと思います。
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