[駐在、帰国子女子育て] アメリカの教育制度

今回はアメリカの教育制度、学校について紹介したいと思います。アメリカの義務教育は原則として、K‐12(幼稚園、1年生~12年生)となっています。

 

アメリカの公立の学校は日本と同様、住んでいる学区で決まります。

私たち家族が住んでいたBuffalo Groveは、シカゴ(イリノイ州)から北西に離れたところにあります。その学区にある高校が全米でも有数の進学校だったので、エリアとしても教育水準が高く、ひときわ人気の高い学区でした。

アメリカの教育水準の高いエリア

 

教育水準が高いということは、教育熱心な親がいて、その親もまた高学歴高収入なことが多く、その学区の人気向上がその地区の不動産価格を押し上げ、結果安定した税金(不動産税)が自治体に入り、地域が安全かつ安心して暮らせる地区になる、、という相乗効果があります。

 

ですから、日本人駐在員の家族もそういった学区に多く住んでいます。

我が家も娘が3歳、息子が5歳の時に渡米し、7年間このBuffalo Groveに住んでいました。

ここに決めた理由は、やはりこの学区の高校がエリート校であること、日本の補習校が比較的近い場所にあることです。

 

アメリカの教育は、州・学区によって学年制度やその名称は違ってきます。

しかし、大まかなことは変わりがないので、参考にして頂ければと思います。

 

まずその前に、アメリカの学校に入学するにあたり、予防接種の証明書が必要になってきます。

渡航前に、母子手帳の接種済の英訳が必要となります。

私の子供たちは、日本で接種したにもかかわらず、接種時期などの理由でアメリカでも再度注射を打つことになりました。

一度に3本も太ももに注射されて、大泣きしていた記憶があります。

駐在員の子供がアメリカで打たれる注射

 

アメリカと日本の学校の違い

アメリカの学校は、日本とは大きく異なります。
以下に詳しく記述します。

 

・教科書はレンタル。家に持ち帰らない。

・ノートや鉛筆、ハサミなどの備品は、学年初日の登校日までに各自が用意し、それを1年間教室に置いておく。

・入学式、始業式、終業式はない。

・制服、上履きはない。

・掃除がない。

・昼食は、カフェテリアでとりお弁当持参でもOK。その際担任の先生は生徒たちと一緒に食べない。生徒たちの監視は別のスタッフが行う。
また、学年によって、昼食の時間帯が異なる。

・プール、鉄棒・跳び箱など器具を使う授業がない。学校によっては、体育の授業そのものがないところもある。

・留年、飛び級がある。

・早生まれの子供の場合、親の希望があれば学年をひとつ下げることも可能。

 

プレスクール(preschool) ナーサリー(nursery) [3~5歳]

 

現地のプレスクールには、娘が4~5歳の時に通っていました。義務教育ではないので、お金がかかります。

スクールバスもないので、親が送迎をしなくてはなりません。

当時、急な駐在でアメリカへ連れて来られた娘は、全く英語を話せなかったのですが、先生方は辛抱強く優しく話しかけてくれて、娘は少しずつクラスに馴染んでいくことが出来ました。

10人前後のクラスで、絵を描いたり先生が本を読んでくれたり、毎日何か作って持って帰ってきました。

アメリカのプレスクールでは毎日お絵かきなどの作品を作る

 

季節のイベント、特にハロウィンやクリスマスパティーは親も一緒に参加し、楽しい思い出になりました。

 

キンダーガーテン(Kindergarten) [6歳]

日本でいうと、幼稚園年長組です。

小学校に併設されており、半日のみの授業です。午前の部か午後の部か希望を聞いてくれます。

ここからは義務教育なので、スクールバスで登下校します。授業料もバス代も無料です。
もちろん駐在員の子どもたちも全て無料で利用することが出来ます。

アメリカのスクールバス

 

アメリカの歴史や様々な伝統行事を絵本やプリントで勉強します。
また、アルファベットや簡単な数字を習います。

アメリカのkindergartenで学ぶアルファベット

 


 

エレメンタリースクール (elementary school) [7~10歳]

小学1年生から4年生を指します。

息子のクラスは、1年生と2年生が混ざったクラスで、上級生が下級生に勉強を教えるというユニークなクラスでした。
互いに助け合い面倒を見ながら、子供たちが成長していくという、子供たちの自主性を尊重した素晴らしいカリキュラムだと思いました。

 

1クラス20人前後で、グループに分かれて先生もしくはボランティアの親が回りながら教えていきます。

特に低学年では、親のボランティアなしでは授業が成り立ちません。

私も週に1~2回ほどボランティアをしていました。

 

多くのアメリカの親たちは、自分たちが納めた税金がどのように学校運営しているのか、強い関心があります。
もちろんPTAもあり、頻繁に会合も行われます。

 

ミドルスクール (middle school) [11~12歳]

小学5年生から6年生を指します。

この学年になると、低学年の頃のように、親が頻繁に学校に出かける必要もなくなってきます。

 

生徒が自分で調べ、それをクラスの前で発表する授業が多くなるため、プレゼンテーション能力が徹底的に鍛えられます。

アメリカでは小学生からプレゼンテーションを学ぶ

 

ジュニアハイスクール (junior high school) [13~14歳]

中学1年生から2年生を指します。

授業も高等になり、飛び級制度が出てきます。日本人は、数学が得意なので数学の授業だけ飛び級している生徒もいました。

 

ハイスクール (high school) [15~18歳]

中学3年生から高校3年生を指します。

アメリカでの学年の呼び方は、1st grade, 2nd grade, 3rd grade・・・と呼ぶのですが、

高校に入ると以下の呼び方がメインで使われるようになります。

9th grade…Freshman

10th grade…Sophomore

11th grade…Junior

12th grade…Senior

プロムを始めとするダンスパーティーなどの様々なイベントが年間を通して準備されています。

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アメリカでは、16歳から車の免許が取得出来るので、高校生になるとほとんどの生徒が車通学をします。そのため、アメリカの高校にはとても広い駐車場があります。

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最後に

アメリカの学校では、積極的に授業に参加することが求められます。

駐在などで日本から急にアメリカの学校へ入学することになると、どうしても始め、日本人の子どもたちは、言葉が話せないゆえに、引っ込み思案になってしまいます。

アメリカ人には、その日本人の繊細で大人しいキャラクターがなかなか理解できないようです。

私は幾度か担任の先生に説明してきました。

「子供は、先生の言っている事は理解しています。性格がシャイなだけなのです。もう少し時間がたてば話せるようになります。」

 

英語にまだ慣れていない子供たちに親が出来る事は、積極的に学校に行き担任の先生やESLの先生とコミュニケーションをとることです。

心配はいりません。子供は吸収能力が高いので、すぐに親を抜いてくれます。

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