ヨーロッパの美術館巡りが大好きな私が、フィレンツェのウフィツィ美術館で見てきた名画について写真と共にご紹介したいと思います。
ウフィツィ美術館もそうですが、海外の美術館はフラッシュ撮影こそ禁止なものの、撮影自体は自由な場所が多いのでこうやって記録に残せるのはありがたいですね。
ウフィツィ美術館とは
イタリアのフィレンツェにあるルネサンス絵画で有名な美術館で、近代式の美術館としてはヨーロッパ最古のものの1つです。
メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵することでも知られるウフィツィ美術館は、メディチ家の当主コジモ1世がヴァザーリに設計を依頼し、16世紀に建てられました。
絵画にあまり興味のない人も知っているような、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの有名な絵画が多数所蔵されてるため、誰でも楽しめること間違いなしです。
2500点以上の作品が展示されているので、あらかじめ見たい絵画をチェックしてから行くことをオススメします。
また、これだけ有名な美術館ともなれば、連日長蛇の列が出来ているので、せっかくの旅行の時間を有意義に使うためにも日本から予約していくことを強くオススメします!
ウフィツィ美術館への行き方
ドゥオモを含め、フィレンツェの各観光スポットから徒歩圏内です。
私はこの日、ドゥオモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)を見学してから、ウフィツィ美術館へ向かいましたが、10分かかりませんでした。
余談ですが、ウフィツィ美術館の真下は競漕用のボート庫になってます。
下を覗いたらボートを漕いでいる人を見ることができるかもしれません。
ウフィツィ美術館のコレクション
ヴィーナス誕生
ボッティチェリの代表作の一つで、真珠貝の上に乗った全裸のヴィーナスが海から現れ、陸に到着する様子が描かれています。
今回私がウフィツィ美術館で最も見たかった絵画です。
聖母子と二人の天使
ボッティチェリの師匠として知られるフィリッポ・リッピ作で、聖母子を優雅に表現しています。
頭に付けたベールの透き通る感じが、高い技術により繊細に表現されています。
ウルビーノ公夫妻の肖像
ピエロ・デッラ・フランチェスカ作で、イタリア肖像画の中でも非常に有名な作品です。
ウルビーノの繁栄を表現した背景には、空気遠近法が用いられています。
受胎告知
レオナルド・ダ・ヴィンチの最も初期の代表作の一つです。左側で跪いているのが天使ガブリエルで、右側にいるのが、聖母マリアです。
聖母マリアの右手が左手と比べ長く描かれているのは、この作品は右から眺められることを前提として描かれているから、という説もあるそうで、確かに実際に右側から鑑賞すると絵画全体のバランスが良く見えるような気がしました。
受胎告知は中世~ゴシックで最も好まれ描かれた題材だそうです。
ひわの聖母
ラファエロが、友人のために描いたとされる名画ですが、災害により友人宅が崩壊した際、この絵画もかなりのダメージを受けたようです。
しかし、その後10年に及ぶ修復作業で鮮やかな色彩が甦りました。
長い首の聖母
パルミジャニーノ作のこちらの絵画は、聖母の首を始めとし全体的に引き延ばされたような奇妙な印象を受けます。
この絵画の意味するところはいまだ、謎な部分が多いようですが、キリストの右足の上に顔が浮かぶように描かれていたりすることから、未完成の作品とも考えられています。
ウフィツィ美術館には国宝級の絵画がたくさん
フィレンツェでの観光時間は限られていたので、ウフィツィ美術館には二時間ほどしか滞在できませんでしたが、上記のようにガイドブックで見たい絵画をリサーチしていたので、効率よく見学することが出来ました。
フィレンツェには歴史的な観光スポットが多く、フェラガモやグッチなどの有名ブランドの本店も立ち並んでいるため、ついつい時間が足りなくなってしまいがちですが、しっかり芸術も楽しんでください。
教科書やテレビで見たことのある絵画も実際に見てみると、その大きさや存在感に圧倒されます。
フィレンツェへ家族旅行 | Tabily
ヴェネツィア離島巡り、ムラーノ島ブラーノ島 | Tabily
ヨーロッパ各都市からのアクセス抜群!!水の都ヴェネツィアへ | Tabily