プラハで最も栄えているエリアの一つ、カレル橋をご存知ですか?美しいゴシック様式が特徴のヴルタヴァ川(モルダウ川)に架かる、プラハ最古の石橋です。
12世紀初めに木造の橋が架けられましたが洪水で損傷しました。
その後カレル4世の命により、聖ヴィート大聖堂を建てたペトル・パルレージュの指揮のもと1357年に着工し、50年以上かけて今の橋が完成しました。
全長516メートル、幅9.5メートル、合計16のアーチを持ちます。車両通行禁止のカレル橋は、朝から晩まで人が絶えることはありません。
カレル橋の上には、楽器を演奏する人や、似顔絵を描く人など、アーティストがたくさんいて、芸術を感じられます。
さすが、音楽の都プラハと言われるだけあり、演奏のクオリティーはかなり高めです。
この旧市街タワー・ゲートはゴシック様式で、旧市街側からカレル橋への入り口となっています。
展望台まで上ることが出来ます。
カレル橋両側の欄干に並ぶ、聖者や歴史上の英雄などの彫像30体が通り行く人々を見守っているかのようです。
これらの像は、カレル橋建設当初からあったのではなく、後から作られました。
そのため、カレル橋自体はゴシック様式ですが、彫像はバロック様式のものが多いのです。
一番初めに作られた彫像(1683年)は、旧市街側から見て右側の8番目にある、聖ヤン・ネポムツキー像です。
この聖ヤン・ネポムツキー像の台座のレリーフに触ると、幸運が訪れるという言い伝えがあります。
また、聖ヤン・ネポムツキー像の近くには、彼が川に投げ込まれ殉教した場所があります。
そこには、十字架のレリーフがあります。こちらも台座のレリーフ同様、触ると幸運が訪れるという言い伝えがあります。
皆が必死になって触るので写真の通りピカピカです。
ブロンズの十字架。
聖アンナと聖母子。
聖ヴィトゥス。
カレル橋を見守る30体の彫像のうち、今回は一部を紹介しましたが、いかがでしたか?
ラッキースポットの聖ヤン・ネポムツキー像レリーフは、カレル橋に来たらぜひ触って行って貰いたいです。
最後に、、、観光中はこれらの彫像や、橋上の演奏に夢中になりすぎないようにご注意ください。
なぜならこのカレル橋の上には「30人の聖人と30人のスリがいる」と言われるほど、盗難多発エリアだからです。
子どもを使ったり、日本では考えられないようなあの手この手を使ってきますので、プラハ旅行を嫌な思い出にしないためにもぜひぜひ注意して下さいね!
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