1992年ユネスコ世界遺産に登録されたアンコール遺跡群。約400キロ平方メートルの範囲に含まれる62ヶ所の遺跡が世界遺産に定められました。
誰もが知っているほど知名度の高いアンコールワットやアンコールトムはもちろん、アンコール遺跡群には他にも数々の名所があります。
今回は、いわゆる有名どころではない、ジャングルにひっそりと点在する遺跡も巡ってきましたので、ご紹介します。
観光客もあまりいないので、ゆっくり遺跡を楽しめますので、オススメです。
プリア・カン
1191年、アンコールトムを造設したジャヤヴァルマン7世が、父親のために建てた菩薩寺です。
約800m×650mと、アンコール遺跡群の中でも、大規模です。
アンコール遺跡ではここでしか見られない、ギリシャ神殿のような2階建て石造建築です。
仏教寺院として建てられましたが、後にヒンズー教に改宗された際、多くの仏教レリーフは削り取られてしまいました。
ニャック・ポアン
ブリア・カンの付属寺院として建てられました。
ニャック・ポアンは、「絡み合う蛇」と言う意味を持ちます。
貯水池の中心にある円形祠堂。
象の頭をかたどった桶の口から水が流れる仕組みになっていますが、大雨でよく見えませんでした。
バンテアイ・クデイ
ジャヤヴァルマン7世が建立した「僧侶の砦」という名の寺院。
何度も増改築が行われて迷路のようになっており、人もいないのでちょっとした探検気分が味わえます。
修復が完全にされていないので廃墟感が漂います。
中心祠堂の周辺には彫りの深いデバター(女神)が多く残されています。
長い年月をじっと耐え忍んでいるように見える菩薩像。
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