ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで秘密の部屋潜入(前)

前回、ドゥカーレ宮殿観光についての記事を書きましたが、今回は、通常の入場では入れない秘密の牢獄や部屋が見られるシークレットツアーに参加してきた時のことをレポートしたいと思います。

ドゥカーレ宮殿のチケット料金や営業時間などの基本情報、通常の入場で見られる範囲の観光については、こちらの記事にまとめています。

ヴェネツィア共和国の富と権力の象徴、ドゥカーレ宮殿全容

ドゥカーレ宮殿の外観

ドゥカーレ宮殿シークレットツアーの基本情報

シークレットツアーとは

‘Secret Itineraries Tour’と呼ばれるもので、ドゥカーレ宮殿の通常の入場では見ることの出来ない、牢獄や拷問部屋、執務室などの秘密の部屋をガイドの解説を聞きながら見ることが出来ます。

ヴェネツィア共和国時代から存在自体が隠されていた部屋も多く、言われなければ気付かないような扉など、みどころ満載です。

大変人気のツアーで、リピーターも多いようなので、ご予約は早めにすることをオススメします。

私は1ヶ月前に予約をしたのですが、ハイシーズンということもあり、ヴェネツィア滞在期間約1週間のうち、1日しか選択出来ませんでした。

ご予約は、ドゥカーレ宮殿の公式サイト(シークレットツアーのページ)からどうぞ。

シークレットツアーの料金

大人 : 20ユーロ、
6~14歳の子供や15~25歳の学生 : 14ユーロ

ドゥカーレ宮殿見学料金込みのチケットなので、シークレットツアー終了後に、通常の入場に並ぶことなくそのまま宮殿内を見学することが出来ます。

※シークレットツアーのみのチケットは販売されていません。

シークレットツアーの行われる時間

ツアーは、イタリア語、英語、フランス語で行われています。

イタリア語 : 9:30~, 11:10~
英語 : 9:55~, 10:45~, 11:35~
フランス語 : 10:20~, 12:00~

英語でのシークレットツアー参加について

私たちは、11:35開始の英語のシークレットツアーに参加してきました。

今回のツアーには、他に9組の参加者がいたのですが、出身国は、アメリカ、カナダ、イギリス、ニュージーランドと漏れなく英語圏でした。

英語が得意でない方は、この記事などで前もって、ツアーの大まかな内容を調べて行くか、現地のツアー会社が行っている日本語でのシークレットツアーに参加するのが良いと思います。

当日、ガイドさんの英語も分からない、下調べもしていない、となると恐らくそれが何の部屋なのか分からず、ツアー終了後に物足りなさを感じるかもしれません。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーは、隠された秘密の部屋を見ることだけではなく、その部屋に隠された秘密を知ることも醍醐味です。

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シークレットツアーの内容

シークレットツアースタート

ツアー当日は、窓口にて予約票を見せると、

ドゥカーレ宮殿の窓口

 

このようなシールが貰えるので、胸の前など、見えるところに貼って中庭で待ちます。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーのシール

 

大きな荷物は、中庭のクロークにて前もって預けておくと、後から人を待たせずに済みます。

時間になると、ガイドさんが声をかけてくれるので、鍵を使って秘密の扉をくぐり、シークレットツアーはスタートします。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーの入り口の扉

牢獄

秘密のドアを入るともうそこは、”Pozzi(井戸)”と呼ばれる牢獄です。

特に、地上階の牢獄の環境は酷かったようで、衛生環境の悲惨さのみならず、冬は浸水した際、凍えるような寒さだったそうです。

光がほとんど入らない薄暗い牢獄を見学し、囚人たちの絶望を感じました。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見た地上階の牢獄

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見た、地上階の牢獄

質素な執務室

牢獄の上の階は、総督の執務室になっています。

ドゥカーレ宮殿の表側の豪華さを知っていると、そのトップに立っていた総督の執務室がこんなにも質素なのには驚きです。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見た質素な執務室
http://palazzoducale.visitmuve.it/en/home/

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見た質素な執務室

 

ヴェネツィア共和国の総督は、最高機密を扱っていたことから、終身制で、護民官に監視され、自由に外出なども許されなかったそうです。

総督もある意味では、ドゥカーレ宮殿の囚人だったのです。

執務室の窓から見える、鐘楼の景色。
総督はこの景色を見ながら、何を思っていたのでしょうか。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーの総督の執務室からの鐘楼の景色

 

総督の執務室のさらに上の階には、総督の仕事を裏方で支えていたトップの執務長官の部屋(Higher Chancellery)があります。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見た質素な執務室、執務長官の部屋(Higher Chancellery)

 

壁を覆うキャビネットには、歴代の司法官の紋章が描かれており、中にはヴェネツィア共和国の主に司法に関する機密文書が保管されていました。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見た質素な執務室の機密文書キャビネット

 

当時は、コピー機などもないので、これらの機密文書は、文字の読めない人々によって書き写されていたそうです。

この重厚な木の造りの部屋はどこか船のように感じませんか?
それもそのはず、この部屋は防災対策などのため、船大工により作られたそうです。

拷問部屋

シークレットツアーで見られる、ドゥカーレ宮殿の裏の顔を代表するこの拷問部屋。

こちらの部屋では、ロープを後ろ手に括り、吊り上げる拷問が行われていたそうです。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見られる拷問部屋の拷問台

 

吊り上げられた高さの目の先には窓があり、ここから月が見えたそう。
月には自白を促す効果があるのだとか。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見られる拷問部屋の月が見える窓

 

ツアー参加者から一人、ボランティアでこの拷問台に立ち、ガイドさんが拷問の方法を説明してくれます。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見られる拷問部屋での拷問の様子

 

この両サイドの窓は、次に拷問される予定の囚人が入れられていた部屋のもので、わざと拷問時の様子が伝わる造りになっているそうです。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで見られる拷問部屋の牢獄へ繋がる窓

 

この拷問により「公式に」亡くなった人はいないそうです。
でも、そもそもこの拷問部屋自体、隠された秘密の部屋であり、存在を知っていた人は数人のみ。

公式には存在しない部屋なのです。

そのため、実際のところは分かりません。。。
恐ろしい場所で、ドゥカーレ宮殿の裏の顔を象徴しています。

ドゥカーレ宮殿の裏の顔が見られるシークレットツアー

シークレットツアーの様子をなるべく詳細に伝えてみましたがいかがでしたでしょうか。
長くなりましたので、続きは後半として別記事にまとめます。

次回の記事では、生涯1,000人以上の女性と関係を持ったと言われている稀代のプレイボーイ、カサノヴァの入っていた鉛牢獄、豪華な執務室、十人委員会へと繋がる秘密の扉などについてレポートします。

ドゥカーレ宮殿のシークレットツアーで秘密の部屋潜入(後)

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