[チェコからお届け]プラハ旧市街広場のクリスマスマーケット

紅葉が始まったかと思えば、もうクリスマスシーズンがすぐそこに!ヨーロッパのクリスマスマーケットは可愛らしく、日本からの旅行者にも大人気ですが、ここチェコのクリスマスマーケットも例に漏れず素敵です。

今回は、チェコで最大級のクリスマスマーケットであるプラハ旧市街広場のマーケットを中心に、プラハのクリスマスについてご紹介します。

これからプラハのクリスマスマーケットに行く予定の方はもちろん、そうでない方にも、プラハではこんな風にクリスマスを迎えるんだ、と異文化を楽しんでもらえるような内容にしたいと思います。

プラハ旧市街広場のクリスマスマーケットの基本情報

クリスマスマーケットの場所

プラハ観光の起点として一年中賑わいのある、旧市街広場(Old Town Square, Staroměstské náměstí)で毎年開催されます。

プラハのクリスマスマーケットが開かれる旧市街広場を示した地図

開催期間

その年によって開催期間は多少異なりますが、12月の1ヶ月間とその前後数日です。

2018年度のプラハ旧市街クリスマスマーケットは、2018年12月1日(土)から2019年1月6日(日)に開催されます。

営業時間

お土産などの商品の販売をしているスタンドは、朝の10時から夜の10時まで。

飲食物を販売しているスタンドは、朝の10時から夜の12時まで。

詳細は、プラハ観光公式サイトでご確認下さい。

クリスマスマーケットの様子

プラハでNo.1のクリスマスツリー

プラハ旧市街クリスマスマーケットの最大の見どころは、なんといってもクリスマスツリー!!!!

バックのティーン聖母教会と青空が映えます!

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットにある、クリスマスツリー

 

もちろんホンモノのモミの木ですが、この木は、毎年クルコノシェ地方から、サイズや形など、その年で最も良いものが選ばれ、クリスマスツリーとしてプラハの旧市街広場に飾られます。

そのため、名実ともにプラハでNo.1のクリスマスツリーというわけです。

その年のクリスマスツリーになる木を推薦して、実際にその木が選ばれると、10,000チェコ・コルナ(約50,000円)が貰えるというコンテストも毎年行われます。

このクリスマスツリーは、毎夜4:30からライトアップされます。
点灯の瞬間には、クラシック音楽が流れ、一気に辺りは夜の聖なる雰囲気へと変貌します。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットにある、ライトアップされた2014年のクリスマスツリー

 

木もデコレーションもその年によって違うので、何度来ても飽きることはありません。

今年はどんなツリーかなぁ、と楽しみにしています。

そして、その美しさに毎年感動させられます!

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットにある、ライトアップされた2013年のクリスマスツリー

生木のクリスマスツリーが売られている

プラハでは、クリスマスマーケットだけではなく、一般の家庭でも生木をクリスマスツリーとして飾ります。

そのため、クリスマスシーズンには、クリスマスマーケットを始め、プラハの街の至るところに生ツリー屋さんが出現します!

プラハのクリスマスツリー屋さん

プラハで売られているクリスマスツリー

鯉が売られている

チェコでは、クリスマスにフライやスープにして、鯉を食べる習慣があります。

1キロ約500円で、いけすからバンバン売れます(笑)

プラハのクリスマスマーケットで売られる鯉

 

50円程度の追加料金で、内臓処理などのサービスも行ってもらえますが、ほとんどのチェコ人は、普通のナイロン袋に入れて、そのまま買って帰り、家で捌きます。

プラハでクリスマスシーズンに売られる鯉が内臓処理される様子

野外特設ステージ

旧市街広場に特設されたステージでは、クリスマスソングが演奏されます。

この写真は、数年前のクリスマスイブの時のもの。
チェコのクリスマスソングばかり50分間のコンサートでした。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットの特設ステージでのコンサート

 

最後は観衆も含め、大合唱で終わるところも、チェコらしい!

野外特設リンク

クリスマスの時期に特設されているのは、コンサートのステージだけではありません。

スケートリンクも登場します。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットに特設されたスケートリンク

スタンド(飲食店)

クリスマスシーズンにチェコに来たら絶対外せないのが、スヴァジャーク(Svařák)と呼ばれるホットワインです。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットで販売されているスヴァジャーク(Svařák)と呼ばれるホットワイン

 

ホットワインといっても、ワインを単に温めただけではなく、ハチミツや、シナモン、レモンなどと一緒にワインを煮込んだもので、まさしく絶品です。
クリスマスマーケットでは、1杯200円ほどで飲めます。

チェコでクリスマスシーズンに飲むスヴァジャーク(Svařák)と呼ばれるホットワイン

 

クリスマスツリーを眺めながら屋外で飲むスヴァジャークと言ったら、もうこれ以上のものはありません。

 

もう一つオススメなのが、トゥルデルニーク(Trdelnik)と呼ばれるチェコの伝統菓子です。
クリスマスマーケットでは、どのスタンドでも粉から練っていて、焼きたてを食べられます。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットで作られるトゥルデルニーク(Trdelnik)と呼ばれるチェコの伝統菓子

 

シナモンたっぷりのトゥルデルニークは、バームクーヘンのような、美味しいパンのような、そんな味です。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットで購入したトゥルデルニーク(Trdelnik)と呼ばれるチェコの伝統菓子

スタンド(土産物)

クリスマスマーケットではお買い物も楽しめます。
お土産に良さそうなものも、比較的安価に売っています。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットの土産物屋スタンド

 

メドヴィナ(medvina)と呼ばれる伝統的なハチミツのワインは、お土産にもオススメです。

蜜蝋で作られたキャンドルと、ハチミツも一緒に購入♪

プラハのクリスマスマーケットで購入したメドヴィナ(medvina)と呼ばれる伝統的なハチミツのワインやキャンドル

 

リースというと、日本では壁やドアに掛けるもののイメージが強いですが、チェコでは、横置き型のリースが一般的です。

リースの上に4つのキャンドルを置き、クリスマス前の週末毎に一つずつ灯していき、クリスマスまでのカウントダウンをします。

クリスマス前に旅行などでプラハに来られる方は、日本へのお土産にしても素敵だと思います。

プラハの旧市街広場のクリスマスマーケットで売られている横置き型のリース

ぜひクリスマスシーズンにプラハへ

おとぎ話のような、その美しい街並みで知られるプラハですが、クリスマスシーズンは一層美しさを増します。

規模も盛り上がり方も、世界を代表するハイレベルなプラハのクリスマスマーケットに、ぜひ足を運んでみて下さい。

感動すること間違いなしです。
 

中世の街並み、プラハ旧市街のオススメ観光スポット | Tabily
プラハ城へ続く王の道「カレル橋」 | Tabily
[チェコ]カルロヴィ・ヴァリで温泉水を飲みながら散歩 | Tabily
在住者によるプラハのオススメカフェ5選 part1/2 | Tabily