[ドイツ]中世を再現したエスリンゲンのクリスマスマーケット

ドイツの小さな町、エスリンゲンのクリスマスマーケットは、中世にタイムスリップしたかのような雰囲気です。なぜなら、ここのクリスマスマーケットは、中世のマーケットを再現したものだから。

エスリンゲンの町自体、あまり観光客には知られていませんが、ドイツ国内や周辺のヨーロッパ諸国では、エスリンゲンのクリスマスマーケットが一番のお気に入り!という人もいるくらい、クリスマスマーケットで有名な町です。

シュツットガルトから電車で10~15分ほど、車でも20分ほどで行けるので、実は観光客にもオススメ!な、エスリンゲンのクリスマスマーケットについてご紹介します!

エスリンゲン(Esslingen)の基本情報

エスリンゲンとは

ドイツ、シュツットガルトの南東側に位置する町で、町の中央をネッカー川が流れています。

エスリンゲンの中央を流れるネッカー川

 

人口9万人ほどの小さな町ですが、その歴史は古く、3,000年とも言われており、ドイツ最古の木組家屋が残っていることでも知られています。

エスリンゲンは、周囲を葡萄畑の丘に囲まれており、ゼクト(ドイツのスパークリングワイン)発祥の地でもあります。

エスリンゲンの町並み

エスリンゲンへの行き方

エスリンゲンへのアクセスの起点となるのは、シュツットガルトです。

シュツットガルトには、岡崎慎司選手や酒井高徳選手などが所属していた有名なサッカーチームがあるので、日本での知名度も高いですが、まだ(2018年11月時点)日本からの直行便はありません。

日本からは、フランクフルト空港かミュンヘン空港で、国内線に乗り継いでシュツットガルトへ行くことになります。

シュツットガルトからエスリンゲンへは、車でも20分ほどで行けますが、お勧めは電車!
シュツットガルト中央駅から直通電車(Sバーン)で10~15分で行けます。

シュツットガルト中央駅からエスリンゲンへの直通電車(Sバーン)

 

エスリンゲンはシュツットガルトで働く人々のベッドタウンになっているので、ラッシュアワーに重ならないようにさえすれば快適です。

ラッシュアワーといっても、日本の満員電車のような混雑ではないので、それほど心配はいりませんが。

エスリンゲンのクリスマスマーケット

エスリンゲンのクリスマスマーケットは、主に3つの広場で開催されていますが、それぞれ徒歩圏内ですぐそばなので、全て廻れます。

2018年度は11月27日(火)~12月21日(金)の期間に開催されます。

それぞれのマーケットに特色があるので、以下では広場ごとにご紹介します。

マルクト広場(Marktplatz)

エスリンゲンの駅から最も近いクリスマスマーケットは、マルクト広場です。
駅からバーンホフ通りをまっすぐ、徒歩10分ほどの場所にあり、エスリンゲンのクリスマスマーケット全体の入り口でもあります。

モミの木のゲートを通って入ります。

エスリンゲンのクリスマスマーケットで、マルクト広場の入り口のモミの木ゲート

 

ゲート奥の大きな建物は、1582年築のキールメイヤーハウス(Kielmayerhaus)で、エスリンゲンの観光案内所になっています。

エスリンゲンのマルクト広場にあるキールメイヤーハウス(Kielmayerhaus)は観光案内所になっている

 

マルクト広場は、木組家屋に囲まれていて、とてもエスリンゲンらしい場所です。

エスリンゲンのマルクト広場のクリスマスマーケットの様子

 

このエリアは、中世のマーケットがテーマではありませんが、ヨーロッパの一般的なクリスマスマーケットを楽しむことが出来ます。

エスリンゲンのマルクト広場のクリスマスマーケット

エスリンゲンのマルクト広場のクリスマスマーケットのお店

 

このタワーは、ドイツ名物のクリスマスピラミッドです。
フロアごとにキリスト教のクリスマスストーリーが表現されています

エスリンゲンのクリスマスマーケットのマルクト広場にあるクリスマスピラミッド

市庁舎広場(Rathausplatz)

エスリンゲンの中世風クリスマスマーケットと言えば、ここを指すほど人気のクリスマスマーケットです。

この可愛らしい建物は、旧市庁舎です。
1422年~1424年に建てられたルネッサンス形式の建物ですが、時が流れてもその美しさにうっとりしてしまいます。

エスリンゲンの旧市庁舎とクリスマスツリー

エスリンゲンの旧市庁舎

 

旧市庁舎は、後ろ側も、また違った雰囲気で美しい!

エスリンゲンの旧市庁舎の後ろ側

 

この周辺一帯は、中世風のクリスマスマーケットになっており、広場の装飾、スタンドのデザイン、店員さんの服など、かなり本格的です。

エスリンゲンの中世風クリスマスマーケットの様子

 

グリューワイン(ホットワイン)のお店の内装もカップも中世風です。

エスリンゲンのクリスマスマーケットの中世風のグリューワインのお店

エスリンゲンのクリスマスマーケットのグリューワインのカップ

 

ここのクリスマスマーケットでは、的を射るゲームも、もちろん中世風です。

エスリンゲンのクリスマスマーケットの中世風の的を射るゲーム

 

中世の洋服を着たお客さんも見かけました。

エスリンゲンのクリスマスマーケットにて中世の洋服を着た客

マイナー広場(Kleiner Markt)

市庁舎広場ほど徹底はされていませんが、こちらも引き続き、中世の雰囲気漂うクリスマスマーケットです。

エスリンゲンのクリスマスマーケット

 

こちらの観覧車は小さいですが、大人も乗れます。
驚いたのが、手動で動く人力観覧車だということ!

エスリンゲンのクリスマスマーケットにある観覧車

 

木の棒に巻き付けたものを直火で炙る焼きパン、シンプルで美味しかったです。
粉を練るところから本格的に作られていました。

エスリンゲンのクリスマスマーケットで売られるパン

エスリンゲンのクリスマスマーケットはとてもオススメ

ドイツのクリスマスマーケットは世界的にも有名で、規模が大きいものが多いですが、このこじんまりとしたエスリンゲンの可愛らしいクリスマスマーケットもとてもオススメです。

このような中世風のクリスマスマーケットは、エスリンゲンでしか味わえないのではないでしょうか。

シュツットガルトからのアクセスも非常に良いので、世界一と言われるシュツットガルトのクリスマスマーケットと併せて、エスリンゲンへも訪れてみて下さい!

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