アメリカに7年間、その後ドイツ、イギリスへ転勤となり10年間海外で生活をしていた経験から、今回は海外ではなかなか手に入らなかった、日本では日常生活において当たり前のように使っていた日用品についてご紹介したいと思います。
これから海外へ渡航する方は、ぜひ持ち物リスト作成の際の参考にして下さい!
カーテン
海外でカーテンを購入する場合、ほとんどがオーダーメイドです。
そのため、注文して何週間もかかることがあります。
賃貸のアパートメントは、すでにカーテンが備え付けられている場合が多いのですが、一軒家の場合は事前にチェックしておく必要があります。
日本のように既製のカーテンがなく、家にカーテンレールもないのです。
欧米の人たちは、カーテンを閉める習慣もなく、「どうぞ、家の中をご覧ください~~~」と言わんばかりに、家の中が丸見えのご家庭は少なくありません。
日本で使われているレースのカーテンも売っていません。
私がイギリスに住んでいた時は、家のリビングが道路に面していました。
外を歩く人々から家の中が見えないように、自転車の荷台に荷物を縛るロープをカーテンレールにし、そこに布をぶら下げて、急遽カーテンを作ったものでした。
もしかしたら、今は「IKEA」があるので、こうした心配はないかもしれないですね。
また、ブラインドタイプのものなら取りつけも簡単で、手に入りやすいかもしれません。
網戸(虫よけ)
これも窓関係の話ですが、、、
ヨーロッパでは、家に網戸がついていません。
クーラーが備えつけられていない事情と共通しますが、温暖化がいわれている昨今、ヨーロッパでも猛暑の日はあります。
しかし、カラッとした夏なので、風通しが良ければあまり不快に感じません。
家の窓を開けて涼をとるのですが、ここで問題になってくるのが「虫」です。
大きなハエや蚊が、風の流れにのって家の中に入ってきます。
そこで今年の夏、主人が住むロンドンの家で日本の防虫剤をためしてみました。
ぶら下げるタイプの防虫剤
このタイプの効力を、常々疑問に感じてはいたものの、
設置後、主人曰く、、
「昨年より虫の量が減った」とのことです。(あくまでも個人の感想です)
窓はなるべく狭く開け、窓に近い場所に設置するのがよいです。
窓の取っ手に紐をぶら下げてつるしていました。
ワンプッシュ式~
即効性があり、蚊などは簡単に駆除できます。臭いも気にならず、一番確実で良い方法だと思います。
虫が多そうな国に旅行するときは、必ず持っていきます。
部屋干しハンガー
海外ではどこに洗濯物を干すのでしょうか?
国によって事情は違うと思いますが、欧米の人々は、はたして洗濯物を干すのだろうか~?と疑問に思います。
彼らは、洗濯してそのまま乾燥機に押し込んで、洗濯物は干さないのではないかと思われます。
もちろん、欧米では外に干すのはNGです。
アメリカ人は、スニーカーも洗濯機で洗う、と言っていました。
子供のスニーカーを洗って、お日様の下で乾かしているのは日本人だけではないでしょうか?
ですから、欧米では洗濯物を干す~という習慣がないので、駐在中も洗濯物を干すグッズがありません。
アメリカの家庭はほとんどの家に地下があるので、そこにロープをはって洗濯物を干している人もいます。、
そんなスペースがない人は、日本の部屋干しハンガーが便利です。
洗濯好きの日本人には、欠かせないアイテムだと思います。
オーブントースター
日本のオーブントースターは、海外では売っていません。
海外の家には大きなオーブンが設置されているせいなのか?どうなのか?
理由はわかりませんが、パンを温めたり、お餅を焼いたり、グラタンなど
ちょっとしたお料理に便利なオーブントースターは、海外では売っていないのです。
海外でトースターというと、パンがポ~ンと飛び出るタイプのトースターを指します。
カールドライヤー
以前、アメリカ駐在時にフィットネスジムに通っていたころ、ジムの更衣室でカールドライヤーを使用していました。
そこで、アメリカ人から「そのドライヤーはどこで買ったのか?」とよく聞かれました。
「日本のものだよ」と答えると、「それは、便利そうだ!!~~~」と感心したように去って行きました。
そして、ちょっと目を離したスキに、二度もカールドライヤーを盗まれてしまいました(怒)
そんなに人気商品なら、アメリカでも製造してくれればいいのに、、、といつも思いました。
これから留学や、海外駐在される女性へのプレゼントにも喜ばれると思います。
クリンビュー
海外で車を運転していると、郊外・街中関係なく、虫がフロントガラスにひっついてきます。
夜間、雨の中での運転は、フロントガラスがギラギラ光って、危険を感じる事はよくあります。
こうなるとウィンドウォッシャー液では、汚れは簡単に落ちません。
クリンビューのような泡状タイプで瞬間的に綺麗になるスプレーは、海外ではあまり見た事がありません。
海外での安全運転のためにも、日本から持参することをおススメします。
サランラップ
日本製のサランラップは、もう海外生活者には定番ですね。
欧米でもサランラップは販売されていますが、伸びがなく食器にぴったりとくっつきません。その上、破れやすいのです。
フライパン用ホイル
また、欧米で販売されているのを見たことがない、「フライパン用魚焼きホイル」も移住の際には持って行くと大変便利です。
欧米では、塩鮭、塩サバ、魚の干物は比較的手に入りやすいです。
大げさな「魚焼き専用グリル」を持っていかなくても、これで十分です。
最後に
日本の生活水準をキープしながら、いかに海外生活に馴染むか、、、は、駐在でも留学でも海外生活を楽しむための一番大きな課題だと思います。
この記事を海外生活をする上で、参考にして頂けましたら幸いです。
アメリカの教育制度 | Tabily
駐妻による、ロンドンのスーパーマーケットまとめ | Tabily
ロシア渡航前に準備したこと | Tabily