旅行先で現地のスーパーをチェックするのが趣味の私ですが、ニューヨークでとても気に入ったスーパーがあります。それは、ウェグマンズ(Wegmans)。
高級スーパーでありながらも、お手頃価格のものも売っていて色々なニーズを満たしてくれます。
アメリカ国内で今まで結構な数のスーパーを巡ってきましたが、高級スーパーでは高級なものしか売っていないことが多く、他のスーパーとは完全にすみわけされているイメージでした。
しかし、ここは違います。
なんて買い物しやすいお店なんだ!ここで何でも揃う!と思ってテンションが上がっていたら、どうやらそう感じたのは私だけではないらしく、、、。
投票によって、全米で人気No.1のお店に何度も選ばれているそうです。
今回はそんなウェグマンズについてご紹介します。
ウェグマンズ(Wegmans)とは
1916年にウェグマン(Wegman)家の兄弟によってニューヨークのロチェスターで創業された、「Rochester Fruit and Vegetable Company」という会社が始まりです。経営はその子、孫へと引き継がれ、101店舗展開された現在(2020年2月)も家族経営されています。
高級スーパーとして、オーガニックな食材や健康食品を幅広く揃えているのが特徴です。消費者からの圧倒的な支持はさることながら、働き甲斐のある会社として、従業員サイドの視点からも注目されています。
フォーチュン誌が毎年働き甲斐のある会社をランク付けする調査を行い、そのトップ100社を発表しているのですが、ウェグマンズはこの調査が始まった23年前から毎年ランクインしていて、2020年もHilton、Ultimate Softwareに続き3位となっています。
ウェグマンズの公式HP: https://www.wegmans.com/
ウェグマンズ店内の様子
ウェグマンズの入り口には、従業員の顔と写真が張り出されており、誰がどの部門の責任者なのか、シェフなのかなどが一目で分かるようになっています。
それぞれの従業員がプライドを持って働いているようで、生き生きとしているように感じました。働き甲斐のある会社のトップにランクインしているのも納得です。
他の高級スーパーと比べても、従業員の数は多く、欲しい商品が見つけられなくて困っていると積極的に声をかけてくれます。量り売りされている鮮魚コーナーでは、調理法について色々とアドバイスを貰いました。
チーズやハムの種類もとても多かったです。
特にチーズにはとても力を入れているようでオリジナルブランドもあります。チーズショップの従業員は、どのチーズがどのような料理やワインに合うのか顧客にアドバイスできるよう、トレーニングされているそうです。
ベジタリアンやヴィーガンの人でも食べられる植物性肉もたくさん売られていました。肉を使っていないのに肉のような味がする代替肉とも呼ばれるもので、今世界から注目されています。アメリカでは結構浸透してきている印象です。
ドリンクコーナーではプロテインバーとプロテイン入りドリンクの品揃えが豊富でした。
健康志向のものだけでなく、こんなジャンキーなものも売られています。クッキードウ!
日本では食べる文化がありませんが、クッキーを焼く前のあの甘いドロッとしたものです。アメリカには専門店ができるほど、クッキードウは人気だったりします。
カロリーはすごいですけどね。。
サンドイッチやサラダバーの売られているこのコーナーは、お昼時にはヘルシーなランチを求める人々でいっぱいになります。
店内は広々としています。
ここまで食料品ばかり紹介してきましたが、このように、洗剤などの日用品も色々な種類が販売されています。
ウェグマンズは他の高級スーパーよりも買い物しやすい!
実際に行ってみた感想として、高級なものからお手頃価格のものまで売られていてとても買い物しやすかったです。
果物など生で食べるものはオーガニックで高級なものを、火を通すお肉はそこまで高級でなくても良いので真ん中くらいの価格のものを、など買い方に幅を持たせられます。
他の高級スーパーでは、基本的に高級なものしか売られていないので、全てにおいて一流品を!というようなセレブ以外は、他のスーパーを併用することが必要ですが、ウェグマンズでは1回の買い物で済ませられそうだな、と思いました。
また、親切な店員さんが色々とアドバイスをくれるので、その会話もウェグマンズでの買い物の楽しみ方の一つだと思います。