「ダイヤモンドの街」とも呼ばれるアムステルダムには、世界中からダイヤモンドの原石が集まってきます。ダイヤモンドの産地ではありませんが、研磨や加工の技術は世界でも高く評価され、各国のセレブや王室関係者からも厚い信頼を得ています。
今回は、ダイヤモンドの街としてのアムステルダムを詳しく知ることのできる、ダイヤモンド博物館(Diamant Museum)についてご紹介します。
ヨーロッパで唯一の、ダイヤモンドをテーマにした博物館であり、美術館の集まる便利なエリアにあるにも拘わらず、観光客は少なめの穴場観光スポットとなっているため、とてもオススメです!
ダイヤモンド博物館(Diamant Museum)の基本情報
場所
美術館の多く集まるエリアにあり、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)やゴッホ美術館(Van Gogh Museum)からも徒歩数分となっています。
行き方
中央駅 から:トラム2番と5番(Rijksmuseumにて下車)
Zuid駅 から:トラム5番(Rijksmuseumにて下車)
Sloterdijk駅 から:トラム12番(Concertgebouwにて下車)
入館料
事前予約はせず、当日1階の窓口で入場券を購入したのですが、チケットに載っているダイヤモンドがそれぞれ異なっていて、カラフルでとても可愛いかったです。
基本料金
大人: 10ユーロ
(65歳以上、学生は7.5ユーロ)
子ども(13歳から18歳): 7.5ユーロ
子ども(12歳まで): 無料
パス利用時
Museum card: 無料
I Amsterdam City Card: 無料
詳細情報
住所: Paulus Potterstraat 2, 1071 CZ Amsterdam
Tel: +31 (0)20 3055 300
公式サイト(英語): https://diamonds-amsterdam.com/
E-mail: info@diamantmuseumamsterdam.nl
開館時間: 9:00~17:00
博物館内部の様子
ダイヤモンドの研磨や加工の際に使われる道具が展示されています。
ゴッホのStarry Nightという作品のレプリカにダイヤモンドが埋められたものが展示されていました。
ティアラや王冠も、この通りダイヤモンドでキラキラです。
英国王室も、オランダのダイヤモンド加工技術のクライアントのようで、歴代の冠が展示されていました。
ダイヤモンドでデコレーションされた日本刀が展示されていました。
廊下には、ダイヤモンドの散りばめられたテニスラケットがクルクルと回転しながら展示されていました。
Diamond experienceという部屋があり、中に入ってみると、ダイヤモンドでキラキラ輝く頭蓋骨が展示されていました。Damien Hirst(ダミアン・ハースト)という現代アートで有名なイギリス人作家による作品ですが、この頭蓋骨は誰のものか特定はされておらず、1800年頃推定35歳で亡くなった男性ということしか分かっていないそうです。
この頭蓋骨は、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum)に展示されていたこともあります。
やはり、8601個のダイヤモンドが隙間なくぎっしり埋め込まれているため、かなり見ごたえがあります。
ダイヤモンド博物館はお土産と休憩にもオススメ
美術館の集まるこのエリアは年間を通して観光客で混雑していますが、ダイヤモンド博物館は意外と空いています。1階のチケット売り場は、お土産屋さんにもなっていて、ダイヤモンドはもちろん、関係のない普通のアムステルダムのお土産もたくさん売っていました。
ミッフィーグッズや、デルフト焼き、チーズカッターなど、オランダらしい定番のお土産が何でも揃っています。しかも空いているのでゆっくり買い物が出来ます。
また、飲み物や軽食も売っているので、建物のすぐ外にある可愛いベンチで休憩することも出来ました。
このエリアの他の美術館(アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館など)と比べると、やはり魅力は落ちてしまいますが、個人的な感想としては、ダイヤモンドとアムステルダムの関係を学べ、その上休憩や、お土産購入まででき、かなり満足度の高い訪問となりました。
やはり、ダイヤモンドは美しいですし、見ていて飽きません。
ダイヤモンドミュージアムは、アムステルダムの穴場の観光スポットとして、時間に余裕があればぜひ足を運んで頂きたい場所です。