ロシアの住居 Part3/3 ~家探しと契約~

二回に渡り、ロシアの住居についてお話しさせて頂きましたが、今回は水道・電気・暖房などの設備及び料金についてご紹介させてください。以下の順番で記事を書かせて頂いています。

① 家探し (Part1)

② 契約 (Part1)

③ 住宅の様相 (Part2)

④ 水道・電気・暖房 (Part3)

 

③ 水道・電気・暖房

 

こちらの水道水は硬水で、水質は良くありません。

その為、お米を炊くにもコーヒーを入れるにもミネラルウォーターを使用しています。

 

注意しなければいけないのは、夏のある1週間程度、お湯が出なくなるということです!水道管の工事等をする為らしく、地区ごとに期間は異なり、それは前もって知ることができます。

(ボイラーがある家は、工事等の影響を受けずにお湯が使えるようです。)

 

夏でなくても、工事等の影響でシャワーの水が黄色や茶色に濁ったり、水が出なくなったりすることが時々あるようです。

 

水道代の精算方法は、日本とはだいぶ異なっています。

まず、毎月決まった日に、冷水・温水のメーターを自分で確認します。

(浴室の壁の一部を取り外すと、メーターがあります。)

ロシアの水道メーター

 

ロシアの水道メーター

 

使用量を所定の紙に記入し、それを団地内の専用ポストに入れます

(これがやがてモスクワ市に届き、市から大家へ請求がなされ、大家が立替えるのだと思います。)

ロシアの水道代申請書

 

併せて、大家(の父)にも連絡します。

(自分で金額を計算した上で、「今月は水道代〇〇ルーブルを家賃に上乗せして振り込みますね。」という連絡。平均3,000円程度。)

 

電気については特に日本と異なることはありません(※電圧は220V)。

これまで、停電ではないのに一部の電気がつかなくなったことが何度かあったり、リビングの照明のスイッチを入れた瞬間に電球が割れたり、ということはありました。そういう時はコンシェルジュにお願いをして、修理工を呼んでもらいます。

 

電気代の支払方法も不思議で、毎月1,000ルーブル(約2,000円)を家賃と一緒に大家に支払い、年間額として過不足があれば年に一度精算するというシステムです。(年単位でしか金額が確定しないようです。)

 

暖房はどの家にも備え付けられています。

入/切や温度は建物全体で一括管理されており、自分でコントロールすることはません。

例年9月下旬〜4月頃にかけて稼働するようです。

ロシアの暖房器具

 

外がいくら寒くても室内は常にポカポカしており、ありがたい限りです。

暖房のそばに洗濯物を干しておけばすぐに乾きますし、こちらの室内は非常に乾燥しているので加湿対策にもなります。

 

お読み頂きありがとうございました。

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