ボストンに引っ越す前から、本当にいろいろな人に「ここだけは絶対に行ってね」と言われていたお店があります。それが、ノースエンドにあるシーフードレストランネプチューンオイスター(Neptune Oyster)です。
レイオーバーで何度もボストンに来ているパイロットやCAの友人たちは、限られた滞在時間の中でも毎回必ず通っているそう。大学の先輩からもすすめられて、渡米前の私のスマホのメモには「ネプチューンオイスター ロブスターサンド 生牡蠣」としっかり書いてありました。
予約は受け付けていないので、行列に並ぶのは覚悟の上。それでも「行ってよかった」と心から思えたお店です。この記事では、子連れで実際に行ってみてわかった並び方や店内の様子、頼んだメニュー、曜日限定メニューまで、これからボストンに来る方、いまボストンに住んでいる方に向けてまとめました。
先に結論をお伝えすると、初めて行くならこの組み合わせがおすすめです。
- まずは:生牡蠣(オーダーシートに種類と個数を書いて注文)
- スープ:クラムチャウダー(オイスタークラッカーを入れてボストン流に)
- メイン:名物のロブスターロール
- もう一品:その日の曜日限定メニュー(月曜日はロブスタースパゲッティ)

ネプチューンオイスターってどんなお店?
ネプチューンオイスターは、イタリア系の街として知られるボストンのノースエンドにある、オイスターバーを兼ねたシーフードレストランです。こぢんまりとしたお店ですが、ボストンで一番人気といってもいいくらいの有名店で、地元の人にも観光客にも愛されています。
看板メニューはロブスターロール。地元の雑誌Boston Magazineで、過去に何度もベストロブスターに選ばれているほど、地元でも高く評価されています。もちろん店名どおり生牡蠣も充実していて、マサチューセッツ州を中心に、いろいろな産地の牡蠣を食べ比べることができます。
そして何より有名なのが、予約を受け付けていないこと。公式サイトにも「No Reservations. Walk-ins only.」とあり、お店の前にはいつも行列ができています。
「並んでまで…」と、半年間行けずにいた理由
そんなに楽しみにしていたのに、実は引っ越してから半年もの間、行けずにいました。
新生活の立ち上げでバタバタしていたうえに、我が家のあるキャンパスからノースエンドはそれほどアクセスがいいわけでもなく、頭の片隅にはありつつも、すっかり行くタイミングを見失っていたんです。それに、ボストンには他にもおいしいロブスターのお店がたくさんあって(我が家の定番はリーガルシーフードでした)、それなりに満足もしていました。「並んでまで行かなくても…」という気持ちも、正直ありました。
でも一番のネックは、子連れで並ぶこと。そして、店内が狭いと聞いていたことです。ベビーカーの息子を連れて、寒い中長い列に並び、狭いお店に入る…。想像するだけでハードルが高く感じていました。
そんな私の背中を押してくれたのが、ボストン在住3年目の日本人のママ友です。「今までボストンでいろいろなロブスターロールを食べてきたけど、ネプチューンオイスターが一番おいしかった」とのこと。しかも、幼児2人を連れて家族4人で行ってきたと聞いて、当時まだ息子が1人だった我が家も「それなら子連れでも行ってみよう」と勇気をもらいました。
3月の平日、夕方16時半。それでも約1時間待ち
行ったのは3月。ボストンの3月はまだまだ寒くて、気温が0度を下回ることもしょっちゅうあります。「こんなに寒い中、行列に並ぶ人はそう多くないはず。しかも平日だし」と思っていました。
最寄りのHaymarket駅で降りて、5分ほど歩いてお店に着いたのが16時30分。極寒の平日の夕方です。それにもかかわらず、お店の前には長蛇の列が…。少し絶望しつつも、最後尾に並びました。

ここから入店まで、約1時間並びました。寒さ対策は本当に大事です。帽子や手袋、子どもにはブランケットがあると安心だと思います。
ベビーカーは指定の場所に置いて入店
息子はベビーカーに乗っていたのですが、並んでいる間に眠ってしまいました。入店の直前に、列を整理している店員さんから「中は狭いから、ベビーカーはそこに置いてね」と置き場所を指定されました。息子は寝かせたままでいいよと言ってもらえたので、抱っこして店内へ。

店内は薄暗くてロマンチックな雰囲気
聞いていたとおり、店内はかなり狭めです。通路は椅子と椅子の間を通るような感じで、人ひとりがやっと通れるくらい。ベビーカーを外に置いてきて正解でした。
私たちが案内されたのは、片側がソファーになっている席。夫が椅子に座り、向かいのソファーに私、その隣に息子を寝かせることができました。眠っている子どもがいるときは、ソファー席だととても助かります。
店内は照明が落とされていて薄暗く、ロマンチックな雰囲気です。大人のデートにもぴったりなお店だと思います。

まずは生牡蠣から。オーダーシートで注文するスタイル
最初に頼んだのは生牡蠣です。ネプチューンオイスターでは、テーブルに置かれた紙のオーダーシートに、どの種類を何個ほしいかを書いて店員さんに渡す仕組みになっています。
シートには牡蠣の名前、産地、1個あたりの値段、そして「塩気が強め」「バターのような後味」といった味の特徴が英語で書かれています。英語が得意でなくても、名前の横に数字を書くだけなので、口頭で注文するよりずっと気楽です。私が行ったときは、1個あたり2.5〜4ドルくらいでした。

迷ったら、店名がついた「Neptune Pearl」や、マサチューセッツ州のダックスベリー産の「Island Creek」など、地元産の牡蠣から選んでみるのがおすすめです。ソースはカクテルソースとミニョネット(酢とエシャロットのソース)から選べます。
運ばれてきた牡蠣は、とっても新鮮。海の香りがふわっと広がって、ひと口ごとに幸せな気分になります。

クラムチャウダーはオイスタークラッカーを入れてボストン流に
ボストンに来たら外せないクラムチャウダーは、夫と私でひとつずつ注文しました。今のメニューでは、ケープコッドのウェルフリート産のクラムを使った「Wellfleet Clam Chowder」として載っています。

一緒についてくる小さな丸いクラッカー(オイスタークラッカー)をスープに浮かべて食べるのが、ボストン流のいただき方。クラッカーが少しずつスープを吸って、サクッとした食感ともちっとした食感の両方を楽しめます。

名物のロブスターロールは、こぼれ落ちそうなほどのボリューム
そして、いよいよお待ちかねのロブスターロールです。

運ばれてきた瞬間、思わず声が出てしまいました。とにかくロブスターの量が圧巻です。パンからこぼれ落ちそうなほどで、ここまでたっぷりとロブスターが盛られたロブスターロールは、今まで見たことがありません。
パンは、ふんわりと柔らかくてほんのり甘いブリオッシュ。ぷりぷりのロブスターと甘いパンの組み合わせは、まるで幸せを食べているような気分です。ボストンでいろいろなロブスターロールを食べてきたママ友が「一番おいしかった」と言っていた理由が、ひと口でわかりました。

ネプチューンオイスターのロブスターロールは、「ホット(Hot)」と「コールド(Cold)」の2種類から選べます。注文のときに「Hot or Cold?」と聞かれるので、どちらか答えればOKです。
- ホット(Hot):温かいロブスターを溶かしバターで和えたもの。甘くてやさしいバターの味です。
- コールド(Cold):冷たいロブスターをマヨネーズで和えたもの。マヨネーズ味です。
私たちが食べたのはホット。バターの甘くてやさしい味わいが、ぷりぷりのロブスターの甘みをさらに引き立ててくれて、最後のひと口まで本当においしかったです。
どちらにもフライドポテトが添えられていて、ひと皿でかなりのボリュームです。価格は時価(Market Price)なので、注文するときに確認してみてください。私たちが行ったときは約40ドルでした(税・チップは別)。
曜日限定メニューもチェックしておきたい
ネプチューンオイスターには、曜日ごとの限定メニューがあります。公式サイトに載っているメニューは次のとおりです。
- 月曜日:ロブスタースパゲッティーニ(Lobster Spaghettini)
- 火曜日:ウニのブカティーニ(Sea Urchin Bucatini)
- 水曜日:アサリとボッタルガ(Clams & Bottarga)
- 木曜日:シュリンプ&グリッツ(Shrimp & Grits)
- 金曜日:イカ墨のリゾット(Squid Ink Risotto)
- 土曜日:パエリア・サルダ(Paella Sarda)
- 日曜日:ロブスタータコス(Lobster Tacos)
※2026年10月時点の公式サイトの情報です。メニューは変わることがあるので、行く前に公式サイトで確認してくださいね。
月曜日のロブスタースパゲッティが大正解でした
私たちが行ったのは月曜日。ロブスタースパゲッティの日です。日曜日のロブスタータコスも気になっていたのですが、週末は混雑がすごそうなので、平日の月曜日を選びました。

これが大正解。ロブスターロールにも負けないくらい、ロブスターがたっぷり使われていて、トマトベースのソースにロブスターのうまみがしっかり溶け込んでいます。上にかかったパン粉の香ばしさもアクセントになっていて、とてもおいしかったです。

途中で目を覚ました息子も、しっかりロブスターを堪能していました。特にロブスターロールがお気に入りだったようで、パクパク食べていましたよ。

子連れで行くときのポイント
実際に子連れで行ってみて感じたことをまとめておきます。
- 行列に並ぶ前提で準備を:平日の夕方でも約1時間並びました。冬は防寒をしっかりと。
- ベビーカーは店内に入れない:入口近くの指定の場所に置くよう案内されました。抱っこひもがあると便利です。
- 店内はかなり狭い:通路は人ひとりが通れるくらい。大きな荷物は少なめがおすすめです。
- ソファー席だと助かる:眠った子どもを隣に寝かせることができました。
- 平日を狙うのがおすすめ:週末はさらに混雑しそうなので、子連れなら平日がいいと思います。
行く前に知っておきたいこと
アクセス
お店はノースエンドのSalem Street沿いにあります。最寄りはオレンジラインとグリーンラインのHaymarket駅で、駅から歩いて5分ほどです。地下鉄の乗り方や料金は「【ボストン】地下鉄MBTA完全ガイド|乗り方・料金・治安・空港アクセス」で詳しく紹介しています。
予約
予約は受け付けておらず、来店順の案内のみです。お店に着いたら列に並んで、順番を待ちましょう。
営業時間
毎日11時オープンです。キッチンのラストオーダーは平日21時30分、週末22時30分、生牡蠣などのローバーは平日22時、週末23時までとなっています(2026年10月時点の公式サイトより)。
チップ
アメリカのレストランなので、お会計の際にはチップが必要です。
メニューと価格
生牡蠣の価格は私が行ったときのオーダーシートをもとにしています。ロブスターロールは時価で、最近は1皿40ドル前後が目安です。メニューや価格は変わることがあるので、公式サイトや店頭で確認してください。
ネプチューンオイスターのよくある質問
予約はできる?
できません。予約は受け付けておらず、並んだ順に案内されます。
どれくらい並ぶ?
私たちは3月の平日16時30分に着いて、約1時間並びました。寒い平日の夕方でもこの行列だったので、時間に余裕を持って行くのがおすすめです。
子連れでも大丈夫?
大丈夫でした。ただし店内は狭く、ベビーカーは中に入れられないので、指定の場所に置いて入店します。眠っていた息子は「寝かせたままでいいよ」と言ってもらえて、抱っこのまま入店できました。
ロブスターロールはホットとコールド、どっちがいい?
ホットは溶かしバターで和えた、甘くてやさしいバターの味。コールドはマヨネーズで和えたマヨネーズ味です。私たちはホットを食べましたが、バターの風味とロブスターの甘みがよく合っていて大満足でした。迷ったら、ぜひホットを試してみてください。
曜日限定メニューは何がある?
月曜日はロブスタースパゲッティーニ、日曜日はロブスタータコスなど、曜日ごとに限定メニューがあります。詳しくは記事内の一覧を見てください。
まとめ:行列は必至。でも、並ぶ価値のあるお店です
ネプチューンオイスターは、行列に並ぶのは必至だけれど、その価値が十分にあるお店でした。半年も行かずにいたことを後悔したくらいです。たくさんの人に「絶対に行ってね」と言われていた理由が、ようやくわかりました。
地元でも大人気のネプチューンオイスターで、ぜひロブスターロールやロブスタースパゲッティなどのロブスター料理を味わってみてくださいね。
店舗情報
店名:Neptune Oyster(ネプチューンオイスター)
住所:63 Salem Street, Boston, MA 02113
最寄り駅:Haymarket駅(オレンジライン、グリーンライン)から徒歩約5分
電話:617-742-3474
予約:不可(来店順)
公式サイト:https://www.neptuneoyster.com/
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