ボストンといえば、やっぱりロブスター。私も夫もシーフードに目がなく、「ボストンに引っ越したら絶対に食べようね」と、渡米前からずっと楽しみにしていました。
そんな私たちが、ボストンに住み始めて最初にロブスターを食べたお店がリーガルシーフード(Legal Sea Foods)です。
それ以来、家族の外食にも、日本から友人や家族が遊びに来たときにも、何度も通うことになりました。
この記事では、ボストン旅行を考えている方、これから駐在や留学でボストンに住む方に向けて、リーガルシーフードで頼んでほしいメニューと、実際に通ってみてわかったことをお伝えします。
先に結論からお伝えすると、初めて行くなら次の組み合わせがおすすめです。
- メイン:ベイクドスタッフドロブスター(時価。1尾で大人2〜3人分)
- スープ:ボストン名物のクラムチャウダー
- 前菜:生のリトルネック・クラムや生牡蠣(生ものが心配ならカラマリ)
- 子ども:12歳以下は10ドルのキッズメニュー

リーガルシーフードってどんなお店?
リーガルシーフードは、ボストンの人なら誰でも知っているシーフードレストランです。始まりは1950年、お隣のケンブリッジ市インマンスクエアで開いた小さな魚屋でした。1968年に最初のレストランを開き、今はマサチューセッツ州を中心に20店舗以上を展開しています。ボストン市内だけでも、コプリー、パークスクエア、ウォーターフロントのハーバーサイド、ローガン空港などにあって、観光の途中でも立ち寄りやすいお店です。
メニューにも書かれているキャッチコピーは「If it isn’t fresh, it isn’t Legal!(新鮮でなければリーガルじゃない)」。リーガルシーフードのチャウダーは、1981年のレーガン大統領の就任式以来、歴代の大統領就任式で振る舞われてきたことでも知られています。
チェーン店とはいえ、どの店舗も清潔で、ゆったり広い店内が多い印象です。普段着の家族連れがふらっと入っていることもあれば、スーツ姿で会食しているグループもいて、使う場面を選ばないのもありがたいところです。
私が通っていた2店舗:コプリーとケンダル
ボストンには何店舗もありますが、我が家がよく使っていたのはコプリーとケンダルの2店舗です。
コプリープレイス店(Copley Place)は、ショッピングモール「コプリープレイス」の2階にあります。プルデンシャルセンターやホテルと屋内でつながっているので、雨の日や冬の寒い日でも外に出ずに行けるのが便利。買い物や観光のついでに寄りやすく、日本から家族や友人が来たときの案内にも便利です。大きな窓から街並みが見えて、開放感のある店内です。
ケンダルスクエア店(Kendall Square)は、MITのすぐ近く、ケンブリッジ側にあります。2022年に改装してリニューアルオープンした、300席以上ある広々としたお店です。オフィス街の中にありますが、店内は広々としていて、子連れでもゆったり過ごせました。
子連れにうれしい気配りとキッズメニュー
リーガルシーフードが子連れにやさしいと感じるのは、席に着くとすぐ、子どもに塗り絵とクレヨンを渡してくれるところです。どちらも持ち帰ってOK。料理を待つあいだ子どもが退屈せずに過ごせるので、親としてはとても助かります。
テーブルの間隔も広めなので、ベビーカーや小さな子ども連れでも気をつかわずに過ごせました。
キッズメニューは10ドルで前菜・メイン・サイド付き
リーガルシーフードには、12歳以下の子ども向けのキッズメニューがあります。公式サイトによると、価格は1食10ドル。最初に出てくる軽いひと品(First Bites)、メイン、サイド2品がセットになっています(2026年3月時点のマサチューセッツ州のメニュー)。
- First Bites(1品):フルーツカップ、にんじんスティック、ポップコーン
- メイン(1品):フィッシュフィンガー、ポップコーンシュリンプ、チキンフィンガー、マカロニチーズ、パスタ(バターかトマトソース)、チキンブレスト、ハンバーガー/チーズバーガー、グリルドチーズサンドなど。グリルサーモン(+2ドル)やサーロイン(+8ドル)も選べます
- サイド(2品):フライドポテト、ジャスミンライス、ライスピラフ、フルーツ、きゅうり、コールスロー、アップルソース、季節の野菜
料理が出てくるまでの間に、最初のひと品が先に来るのがうれしいところ。お腹をすかせた子どもが待ちきれずにぐずる、ということが起きにくい仕組みです。シーフードが苦手な子でも、チキンやパスタ、バーガーがあるので安心ですね。
ちなみに、キッズメニューの売り上げの一部は、ボストン小児病院(Boston Children’s Hospital)の研究支援に寄付されています。
メニュー内容は変わることがあるので、最新の情報は公式サイトのキッズメニューのページで確認してください。子ども用の椅子が必要な場合は、予約のときや入店時に伝えておくと安心です。
絶対に頼みたい!名物ロブスターはベイクドスタッフドで
このお店に来たら毎回必ず頼むのが、Gulf of Maine Lobster(メイン湾産のロブスター)です。メニューには値段が書かれておらず「market」とだけあります。これは「時価」という意味です。

調理法は、スチーム(Steamed)かベイクドスタッフド(Baked Stuffed)から選べます。
ベイクドスタッフドは、ロブスターにエビやホタテ、ピーマン、玉ねぎ、バター風味のクラッカーを合わせた具を詰めて、オーブンで焼き上げた料理です。表面はこんがり香ばしく、その下にはプリッとしたロブスターの身がたっぷり。溶かしバターをつけていただきます。

スチームよりベイクドスタッフドがおすすめな理由
伊勢海老を食べるときの私は、素材の味を楽しみたくて、手の込んだ料理より刺身や塩焼きのようなシンプルな食べ方を選びます。でもロブスターは、伊勢海老のように繊細な味というより、良くも悪くも豪快な大味。なので、シーフードの旨みとバターのコクを足したベイクドスタッフドの方が、ロブスターのおいしさをしっかり味わえると感じています。
店員さんにも「ベイクドスタッフドがおすすめだよ」と強く勧められるので、迷ったらこちらを選んで間違いありません。
値段と量の目安
時価なので、サイズや時期によって値段は変わります。私はだいたい70ドル前後払うことが多かったです。1尾で大人2〜3人分くらいのボリュームがあるので、みんなでシェアするのがおすすめです。
運ばれてきたときの見た目のインパクトも大きくて、日本から来たお客さんには毎回とても喜ばれました。「ボストンに来た!」という記念写真にもぴったりです。

ポイント:ロブスターには、サイドメニューを2品選べます(choice of two sides)。
ボストン名物クラムチャウダーも忘れずに
ロブスターと並んで外せないのが、ニューイングランド・クラムチャウダーです。貝の旨みがしっかり出たクリーミーなスープです。
一緒に出てくる小袋の丸いクラッカー(オイスタークラッカー)を、スープに浮かべていただくのがボストン流。少しふやけたクラッカーがスープとよく合って、つい手が止まらなくなります。
サイズはカップ(cup)とボウル(bowl)から選べて、私が通っていた頃はカップ8.5ドル、ボウル10.5ドルでした。ほかの料理もいろいろ食べたい日はカップで十分です。

スターターには生のリトルネック・クラムと生牡蠣を
前菜(スターター)でおすすめしたいのが、ロウバー(Raw Bar)の生貝です。
Cape Cod Littleneck Clams(ケープコッド産リトルネック・クラム)は、日本でいうと小ぶりのホンビノスガイ。ニューイングランド地方の名産です。アサリより大きくて、見た目と食感はハマグリに近い感じ。身がやわらかく食べやすいので、生貝が初めての方にもおすすめです。1個単位で注文でき(私が通っていた頃は1個2〜2.5ドルほど)、レモンやカクテルソース、ミニョネットソースを添えてくれます。
Oysters of the Day(本日の牡蠣)も、その日に入荷した産地の牡蠣を選べるので、何種類か食べ比べるのも楽しいですよ。


私のまわりで生の貝にあたったという話は聞いたことがなく、私も毎回頼んでいました。とはいえ、生ものなので体調に合わせて選んでくださいね。日本から出張の合間をぬって会いに来てくれた家族は、大事をとって生貝のかわりに、次に紹介するカラマリを頼んでいました。
生ものが心配ならカラマリ(イカのフライ)
Crispy Calamari(クリスピー・カラマリ)は、イカのリングとゲソをカリッと揚げた一品です。タルタルソースをたっぷりつけていただきます。メイン湾産のイカは弾力があって甘みもあり、これがまた絶品。ビールとの相性も抜群です。値段は私が通っていた頃で17ドルでした。
子どもも食べやすいので、家族でシェアする前菜にもぴったりです。

サイドメニューはどれを選んでも外れなし
サイドメニューもいろいろ試しましたが、どれを頼んでもおいしかったです。我が家の定番はこちら。
- French Fries(フライドポテト):皮付きの太めカット。シーフードと一緒につまむのにぴったり
- Broccoli Au Gratin(ブロッコリーのグラタン):こんがり焼いたチーズソースがたっぷり
- Herbed Rice Pilaf(ハーブライスピラフ):ハーブが香るピラフで、ロブスターの付け合わせにも合います
サラダならフェタチーズやひよこ豆が入ったグリークサラダがさっぱりしていて、こってりしたロブスターの箸休めにちょうどいいです。



ドリンクも充実
ドリンクメニューも豊富で、ワインやカクテル、地元マサチューセッツのクラフトビールがそろっています。私が通っていた頃のケンダル店のメニューには、ボストンのブルワリー「Night Shift Brewing」とコラボしたオリジナルIPA「Legally Hazy」もありました。Samuel AdamsやHarpoonといった地元ビールも、シーフードによく合います。ノンアルコールビールもあります。

行く前に知っておくと便利なこと
アクセス
コプリープレイス店は地下鉄グリーンラインのCopley駅やオレンジラインのBack Bay駅から、ケンダルスクエア店はレッドラインのKendall/MIT駅から歩いて行けます。地下鉄の乗り方や料金は「【ボストン】地下鉄MBTA完全ガイド|乗り方・料金・治安・空港アクセス」で詳しく紹介しています。
予約
人気店なので、週末のディナーや大人数で行くときは、公式サイトから予約しておくと安心です。
グルテンフリー・アレルギー対応
メニューにはグルテンフリー対応ができる料理にマークがついています。食物アレルギーがある場合は、注文の前に店員さんに伝えましょう。
チップ
アメリカのレストランなので、お会計の際にはチップが必要です。
メニューと価格
記事内の価格は、私が通っていた頃のメニューをもとにしています。メニューや価格は店舗や時期によって変わるので、最新の情報は公式サイトで確認してください。
リーガルシーフードのよくある質問
予約は必要?
店内は広く、席数も多いので、予約なしでも入れることが多いですが、週末のディナーや大人数で行くときは、公式サイトから予約しておくと安心です。
ロブスターは何人分?値段は?
1尾で大人2〜3人分のボリュームがあります。時価なのでサイズや時期で変わりますが、私はだいたい70ドル前後払うことが多かったです。
子連れでも大丈夫?
大丈夫です。席に着くと塗り絵とクレヨンをもらえて、12歳以下は10ドルのキッズメニューもあります。店内も広めで、子連れでも過ごしやすいお店です。
生の貝を食べても大丈夫?
私や周りで生の貝にあたったという人はいませんでした。ただ、メニューにも生ものに関する注意書きがあるので、体調に合わせて選んでください。心配な場合は、カラマリなど火を通した料理がおすすめです。
空港にもある?
ボストンのローガン空港内にも店舗があります。帰国前に最後のクラムチャウダーを、という使い方もできます。
チップはどれくらい?
アメリカのレストランでは、料金の18〜20%程度が一般的な目安です。
まとめ:ボストンに来たら一度は行ってほしいお店
リーガルシーフードは、ボストンらしいシーフードを気軽に、しかも外れなく楽しめるお店です。観光の記念にも、子連れの外食にも、日本からのお客さんのおもてなしにも使えて、我が家にとってはボストン生活に欠かせない一軒でした。
ボストンに来たら、ぜひベイクドスタッフドロブスターとクラムチャウダーを味わってみてくださいね。
ロブスターロールを食べてみたいなら、ノースエンドにある行列の人気店ネプチューンオイスターもおすすめです。実際に子連れで並んだときの様子は「【ボストン】ネプチューンオイスター実食レポ|名物ロブスターロールと生牡蠣、行列・子連れ・曜日限定メニュー」にまとめています。
店舗情報
店名:Legal Sea Foods(リーガルシーフード)
公式サイト:https://www.legalseafoods.com/
コプリープレイス店
住所:100 Huntington Avenue, Boston, MA 02116(Copley Place 2階)
最寄り駅:Copley駅(グリーンライン)、Back Bay駅(オレンジライン)
ケンダルスクエア店
住所:355 Main Street, Cambridge, MA 02142
最寄り駅:Kendall/MIT駅(レッドライン)
※ほかにもボストン市内のパークスクエア、ウォーターフロントのハーバーサイド、ローガン空港などに店舗があります。
あわせて読みたいボストンの記事
- 【ボストン】ネプチューンオイスター実食レポ|名物ロブスターロールと生牡蠣、行列・子連れ・曜日限定メニュー
- ボストン美術館 在住者が行き方や見どころを徹底紹介!
- 【ボストン科学博物館】Museum of Science徹底解説|子連れで楽しむフロアガイド・見どころ・料金・アクセス
- ボストンで1番人気のカフェ、Tatte (タッテ)
- 【ボストン】地下鉄MBTA完全ガイド|乗り方・料金・治安・空港アクセス
